デキちゃいました【降谷零】

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5分で買い物を終わらせ帰宅する
寝室に入りAの顔を覗くと
鼻詰まりのせいで所々"ズビー"と音を含ませながら眠っていた
ゴミ箱はティッシュの山が…箱ティッシュもカラッポだ……



新たに箱ティッシュをセットし、ゴミ箱もカラッポにしてやる
名残惜しくも寝室を後にし、買ってきたゼリーやホカリなどを冷蔵庫にしまいこみ、お粥とうどんのお出汁もつくっておく






両方用意しとけば、問題はないだろう
Aが食べたい方を出そう






洗濯物を干して、畳んでいると





ブー、ブーと電話が鳴る






スマホを握り、寝室に入ると俺に電話をかけている張本人とご対面






ベッドの近くに膝をつき、Aの手を握る




『どうした、A』



熱のせいでウルウルしてる目は今でも涙がこぼれ落ちそう…



「れぃ…寂しかった…」




……弱っているAは、破壊力抜群でした←




『寂しい思いさせて、ごめんな


しんどいな…』



『うん……』




『Aゼリーだけ食べようか…

薬も飲まないとダメだし

なっ？』




コクッと頷いたので、Aの手を離し"すぐ戻る"と伝えその場を離れる




冷蔵庫から先ほど購入した桃ゼリーとホカリを取り出す。
ゼリーは蓋をあけ、Aが食べやすいように小さく切れ込みを入れる
誤飲してしまったら大変だからな…






お盆の上にゼリーとスプーン、ホカリ、水と薬をセットして寝室に戻ると捨てられた子犬のような瞳で待っていた









ほんと






可愛すぎるからやめてくれ！！！！









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