暖色系アオハル−ymko− ページ9
学パロ
ymmt 高2
ko 高1
ko side
俺は、初めて一目惚れした。
それは、まだ涼しい風が吹く春の日だった。
たまたますれ違った廊下。
そして、偶然目が合ったそのとき。
彼の少年のような端正な顔立ちに目が奪われる。
明らかに激しく鼓動する心臓と熱が集まる顔。
恋をしたのだと自覚するほかなかった。
でも、そのときはそれで終わった。
名前もクラスもわからない。
上履きの色で2年生の先輩だということ、
ただそれだけしか知らなかった。
ときは流れて、秋という割には暑い時期。
春のあの日から、1度も見かけることはなかった。
俺が通う高校はマンモス校なので、
ほとんど情報がない中、探し出すことは不可能で。
行き場のない想いに1人身を焦がす。
無理なのかなと諦めが混じりつつも、彼を探す日々。
しかし、そんな日々は突然終わり、
歯車が回りだしたのだ。
放課後、先生に呼び出されて向かった職員室。
「生徒会入る気ないか？」
そう告げたのは、俺の担任教員。
先生は、生徒会の指導教員でもあった。
だから、生徒会立候補者が足りないという状況で、
クラスで部活に入っていなくて、成績が良い俺に
白羽の矢が立ったのだった。
断わる理由も特に見当たらなかった俺は、
何かを始めるのもいいかなんて軽い気持ちで、
生徒会を引き受けた。
これが、すべての始まりになるとは露知らずに。
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レイ(プロフ) - 雫石さん» お気遣いありがとうございます。楽しんでいただける作品を書くために体調を万全にして戻ってきますので、これからもよろしくお願いします。 (2020年11月8日 22時) (
レス) id: 91e1dda27d (このIDを非表示/違反報告)
雫石(プロフ) - レイ様はじめまして。この作品がとても好きで更新を楽しみにしている1ファンでございます。体調の回復心よりお祈り申し上げます (2020年11月8日 13時) (レス) id: e622edf432 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2020年10月20日 0時
