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そして、迎えた夜。
2人で向かったのは、よく行く個室居酒屋。
このお店にした理由は、
いつもと違うとこに行って感づかれたくはないから。
そして、個室で話がしやすいからだ。
お店に入って、しばらくはいつものように、
適当に話していた。
そのうち、注文した料理が揃い出して、
ある程度お腹も満たされた頃。
今、伝えようと思って切り出す。
「あのさぁ、今から変な話していい？」
いつも通りを装っているけれど、
本当は暴れている心臓。
「え、いいけど…。」
「俺、こうちゃんのこと好きなのさ。」
「え…？」
「最近気づいたんだけどさ…だから…。」
「えぇっ？須貝さんが？えっ？」
「おい、最後まで聞けよ…、だから…。」
「ちょっとストップ！待って！」
驚いた表情で固まったかと思いきや、
2回も途中で遮られてしまう。
そして、顔を手で覆い出した。
さて、この男は何がしたい？
「おーい、こうちゃん？」
なんて呼び掛ければ、
ようやく顔を覆っていた手を下ろした。
すると、白い肌は桃色に染まっていて。
「俺も…、須貝さんのこと好きです。」
「えっ…？」
思いもしない返事に驚きが隠せない。
俺の顔にも熱が集まり出す。
そうして、暫く2人の間だけ
時が止まったようになって。
「じゃあさ、付き合おっか。」
と、俺が静寂を破れば、
「はい、お願いします。」
そう返事が。
想いが叶った喜びを、2人がそれぞれに噛み締める。
まだ、恥じらいの残るお揃いの頬。
初々しい2人の空気感。
これから、2人でたくさん思い出を作って、
支え合って歩む未来に希望を抱きつつ
今を胸に刻む。
そんな冬の入り口。
・ 〜other side story〜→←桃色に染まるーsgkoー
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レイ(プロフ) - 雫石さん» お気遣いありがとうございます。楽しんでいただける作品を書くために体調を万全にして戻ってきますので、これからもよろしくお願いします。 (2020年11月8日 22時) (
レス) id: 91e1dda27d (このIDを非表示/違反報告)
雫石(プロフ) - レイ様はじめまして。この作品がとても好きで更新を楽しみにしている1ファンでございます。体調の回復心よりお祈り申し上げます (2020年11月8日 13時) (レス) id: e622edf432 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2020年10月20日 0時
