心地よい浅緑ーko sideー ページ16
kwkmさんが登場します。
冬の入り口に差し掛かったはずが、
季節外れの暖かさの日。
お腹も満たされた気持ちのいい昼下がり。
「こうちゃん、これ出来るー？」
なんて言いながら伊沢さんが持ってきたのは、
懐かしの一段ルービック。
「馬鹿にしてるんですか？流石にできますよ！？」
「じゃあ、やってみてよ。」
そう言って渡されたので、カチャカチャと回して
順調に揃えていって、例のあと六手のところへ。
「あれ…、ここからどうするんだっけな…。」
久しぶりで忘れてしまい、
また六手のところから抜け出せない状態に。
「その状態になってから1分は経過してるよ。」
なんて、笑顔で言われるけどなかなか出来ず。
「どうしてずっとこれになるんだ？」
どうしてできないのかわからない。
そうこうしていたら他の人たちも集まってきて、
「懐かしいのやってるねぇ。」
と須貝さん。
「またそこで止まってるじゃん。」
なんて言うのは河村さん。
「あと六手だね。」
と言う福良さん。
「破壊して福良さんに直してもらえばできるよ。」
と言っているのは川上さん。
「できるようになったんじゃなかったっけ？」
と山本さん。
つまり、全員集合した。
だが、解けない。
みんなにガヤを入れられつつ諦めずトライしていく。
すると、突然解けて綺麗に揃ったルービック。
「え、なんかできた…。」
そんな俺をみて笑っているみんな。
「次、俺にやらせて！」
そう言って、俺がぐちゃぐちゃにしたルービックを
次に解き始める須貝さん。
「んと、これがこうで…、で…、はいっ、できた。」
「えっ？はやっ…！」
すぐに完成させた須貝さんに驚く俺。
そして、
「次は僕がやる！こうちゃんには負けたくない！」
なんて言う山本さん。
そして、須貝さんの手によって混ぜられたルービック
を解き出す。
そんなことをしながら過ぎていった時間。
俺はずっと弄られっぱなしだったけど、
気の許せる仲間との時間は楽しくて居心地が良い。
日常の1ページだけど、一度だけの特別な時間。
当たり前じゃない心地よい空間。
そうであることを忘れてはいけない。
大切なものだからこそ。
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レイ(プロフ) - 雫石さん» お気遣いありがとうございます。楽しんでいただける作品を書くために体調を万全にして戻ってきますので、これからもよろしくお願いします。 (2020年11月8日 22時) (
レス) id: 91e1dda27d (このIDを非表示/違反報告)
雫石(プロフ) - レイ様はじめまして。この作品がとても好きで更新を楽しみにしている1ファンでございます。体調の回復心よりお祈り申し上げます (2020年11月8日 13時) (レス) id: e622edf432 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2020年10月20日 0時
