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unchanging heart 7 ページ10

角名side


侑と治に言われるがまま
校門の所まで全力ダッシュしてきたけど



「誰も居ないじゃん」


そこには誰もいなくて。
一体何がしたかったんだこの双子は


侑「ちゃうねん!!さっきまであいつが、
アイツらが居たんねん!!」



そう叫びなら侑が必死に訴えかけてくる
ここまで必死な侑なんてそうそう見ない。



「アイツらってまさか、昨日の…?」


もしかして、と思い聞いてみると治が口を開いて


治「なあ、まだA教室におる?」


って聞いてきた。


「何言ってんの
今日は用事あるから帰るってさっき…あ、」



そこまで言いかけて俺は気づいた。



「もしかして校門で待ち伏せされてた…?」



嘘だろ?じゃあAはどこに行ったんだよ。
この一瞬で消えることなんてあるか?


「こんな一瞬で消えるとか車でも使わなきゃむr」


侑「それや!!」

さっきまであたふたしてた侑が急に叫ぶ


侑「さっき校門の前にバイクあったやろ?!
絶対それやん!!!」


治「それが分かったとしてどこに行ったかも
分からんのにどうやって探すねん」

.


そう、問題はそこなんだ。
今すぐにでも助けに行きたい。でも、
い場所が分からなきゃ何も出来ないじゃないか


.


侑「何言うてん?あるやん居場所わかるやつ」


「…は?」


スマホの電源が落とされない限り居場所がわかる
そう侑は言ったのだ。


侑「いやだから、中学の時に何があってもいいようにって3人で居場所わかるアプリ入れたやん!」


そうだ。そうだった。こんな時のために入れたのにすっかり忘れてた。


治「!!そうやん。たまにはツムも頼りになるわ」


侑「たまにはってなんやねんいつもやろ!!」


「今喧嘩とかしてる場合じゃないでしょ。ほら、見つけたよAの居場所」


せやったわ。と我に戻りつつ俺のスマホの画面を確認する双子。

いや自分の見ろよ。

大男2人が俺のスマホ見つめてるとか暑苦しいことこの上ないわ。


侑「なあ、この場所ってまさか…」

侑が指す場所に書いてあったのは


「「 天狼(てんろう)中学」」


治「俺達の出身中学やん」

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作者名:まる | 作成日時:2020年5月31日 1時

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