素直になりたい【降谷零】 (ページ44)

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過去編 3-6 ページ44

どうしたも何も、好意を寄せている男子からいきなりこんなことされたら誰だって固まってしまう。

A 「ッ、いや、最後の一口すごく楽しみにしてたのにいきなり奪われて、、、。
ショックなだけ、、、、。」

自分でも何を言っているのか分からない。
しかし、降谷はそんな私に笑って

降谷「悪い笑。お詫びに1つお土産買ってあげるから許して。」

そう言うとベンチから立ち上がって、私に向かって手を伸ばした。

私もその手を掴んで立ち上がる。

だが、私が立った後も彼は手を離そうとしない。
握った手を何やら真剣な表情で見つめている。

A 「降谷？どうしたの？」

こう言うと、彼は私の瞳をまっすぐに見て

降谷「あのさ、A。
俺、お前に伝えたいことがあるんだ、、、、。

いきなりで驚かすかもしれないけど、俺、Aのことが、、、、」

「降谷！！！A！！！！」