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過去編 3-5 ページ43

メイン通りには様々なお店が並んでいた。
どこもおしゃれだし、少し異国の雰囲気が漂っていて素敵だ。


その中で私は「塩ソフトクリーム」の文字に目を奪われた。

降谷 「さっきあんだけ食べておいて、、、。
太るぞ笑。」

A 「いいんです!
せっかく沖縄に来たんだから、気になったものは全部食べておきたいの!!
降谷はどうする?」

彼は心底呆れた顔をして「俺はいいや」と答えた。





近くのベンチに座っていただく。
コーンかカップかを選べたが、カップにした。
コーンで上手く食べられたことが一度もないから、、。


ほんのり塩の味がして、それがソフトクリームの甘みを引き立てていてとても美味しい。

降谷 「ホントにすごいな、、、。
Aの胃袋、どうなってんの?」

A 「いや、これすごく美味しいよ!
お腹いっぱいでも全然いける。降谷も食べればいいのに。」







ついに最後の一口になってしまった。
そこで私は、ちょっと彼をからかってみることにした。


A 「降谷、最後の一口あげるよ!


うそ、あーげない笑!!」


アーンと大きな口を開け、スプーンをそちらへと動かす。









だがスプーンを持った手は降谷に捕まれ、彼の口へと誘導される。最後の一口は、降谷の中に消えていった。

超至近距離で彼と視線が交わる。





えっ、、、?
理解が追いつかない、、、。





暫くの沈黙の後、降谷の顔が離れた。
口についたソフトクリームを親指で拭う姿にドキッとしてしまう。

降谷 「うん、、、。うまいな。
これなら確かに食えたかも。




どうした、A?固まってるぞ。」

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作者名:rei178 | 作成日時:2021年2月21日 12時

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