6 ページ6
ただただもったいない、それが彼の第一印象だった
メガネをかけて、制服はキッチリと着こなして…ボタンは全部留めてる
それが悪い訳じゃない、むしろ褒められるべき行動だ
でも…皆は知らないんだろうけど、彼のポテンシャルは相当なものだ。
綺麗な肌にスッとした鼻、ハッキリとした骨格、整った目がバランスよく配置されてる
磨けば光る存在なのに。それを無駄にしているのが非常にもったいない!
《ねぇ、また見られてるよ》
「ん?」
《地味男だよ、またこっち見てる》
「あぁ、那須くんでしょ?ちゃんと名前で呼んであげないとダメでしょ」
《だって〜…》
彼がよくこっちを見てるのは知ってた。
最初は自意識過剰かな〜…って思ってたんだけど、どうやらそうではないっぽい。
私に何かあるのかな?と、一応待ってはいるものの声は一切かけてこない
やっぱり私の勘違いなのかも。
《でもさ、地味男の隣にいつもいる浮所くんはかっこいいよね!》
《わかる、なんであの2人仲良しなんだろうね?》
確かに彼の隣にいることが多い浮所くんもだいぶ顔の良さが目立っている
浮所くんの場合、那須くんとは違ってその良さを最大限に引き出せてるのが素晴らしい
…そんな友達がいながら、何故!と疑問に思うことはあるが、それは彼にしかわからない
359人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さき(プロフ) - 那須担と浮所担なのでこのお話大好きです!!ドキドキします!!更新楽しみにしてます!! (2020年4月17日 2時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:優風翔 | 作成日時:2020年4月15日 23時