35 ページ35
浮所「大丈夫?」
『無理…緊張で吐きそう…』
浮所「那須のこんな姿珍しいよ(笑)」
そんなこんなで迎えた当日。
思った以上に俺は緊張に弱いらしい…
今も緊張に潰されないか不安だし。その不安のせいもあり息が上手く出来ない
浮所「せいぜい悩みなよ、優勝しなくても慰めてあげるから!」
『優勝しか狙ってないから、そんなのいらない』
浮所「おーっ、珍しく自信満々だね」
『決めたから。Aちゃんに告白するって』
浮所「…うん、頑張れ」
あぁ、こんなときですら俺って浮所に負けたくないらしい
慰められてたまるか、なんて思ってしまってるんだから相当だ
いつだって勝てないと思ってた浮所に、今日こそ勝ってやる。優勝して、浮所に対しての劣等感を吹き飛ばす。
…俺はそう決めたから。
《そこの2人〜!お前たち顔良いから呼び込み行ってこい!客いっぱい連れてこいよ!》
浮所「…行きますか?」
『あぁ、行こう』
浮所「那須、最高にかっこいいね」
『…うるさい、当たり前だから』
こんなことで告白をかけるなんてどうかしてる。そう思われるかもしれない
でも、俺にとっては大事なことで…きっかけがなかったら勇気なんていつまで経っても持てなかった
だから…俺は文化祭に全てをかけるんだ
359人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さき(プロフ) - 那須担と浮所担なのでこのお話大好きです!!ドキドキします!!更新楽しみにしてます!! (2020年4月17日 2時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:優風翔 | 作成日時:2020年4月15日 23時