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鏡越しに見た彼女のお母さんの顔は嬉しそうでしっかりとした親の顔だった
親があっての子。
そんな当たり前のことだけど、Aちゃんが愛される人に育ったのは親がいてこそだ
『任せられるようなこと、何もないですけどね』
《あるわよ〜これから長い付き合いになるんでしょ？》
『え？』
《…あら？うちの子と付き合ってるんじゃないの？》
優しい気持ちになっていたとき、突然落とされた爆弾に思わず立ち上がってお母さんの顔を見る
きょとんとした顔が本当に似てるな〜…じゃなくて！
どこからそんな誤解が…Aさんが可哀想だ
『ち、違います！断じて！俺なんかと誤解されるなんてAさんが可哀想です！』
《そうなの？ごめんね〜…でも、貴方はAのこと好きなんでしょ？》
『俺が、ですか？』
《さっきの話とか、Aを見る顔で私にはそう見えたけど》
『そう、ですか』
考えたこともなかった。俺が、彼女を好きだなんて
目が合うと嬉しくて話したくて、話してみたらもっと話したくて…一緒にいたいって思って…
一緒にいると自分じゃない感じがして、でもふさわしい男になりたい
この気持ちはなんなんだろうかとずっと思ってた
…これが、恋なんだろうか
意識した瞬間に、ぶわっと顔に熱が集中して熱い
《良いねぇ、青春だわ》
『俺なんかが…Aさんを好きになって良いんでしょうか？』
《好きになるのは、その人の勝手よ。そこからどうするかは…自分次第じゃない？》
『自分次第…』
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さき(プロフ) - 那須担と浮所担なのでこのお話大好きです！！ドキドキします！！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月17日 2時) (
レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優風翔
| 作成日時：2020年4月15日 23時
