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いつも、誰かの影に隠れてた俺に光をくれたのはAちゃん。
そんな彼女を好きになった、好きになってしまったんだ。
俺なんかが好きになって良い人じゃないと思ってた
でも、そんな思いじゃ抑えられないほどに彼女に惚れたんだ
《本日のコンテスト、優勝者の発表させていただきます》
発表の瞬間、今までに感じたことのない緊張感と文化祭の出来事が一気に脳内を駆け巡る
どんな結果になっても、悔いはない
でも…やっぱり告白はしたいから、浮所。約束守れなかったらごめん
《…優勝は、那須雄登さんです!》
俺の名前が呼ばれた時、世界が止まったかのように感じた
自信を持っていたけど…まさか本当に呼ばれるなんて思ってなかったから。
どうしよう、上手く反応出来ない
回りから見たらただの文化祭内のコンテストかもしれない
でも俺にとっては違う…自分自身と向き合う形を取れた
《優勝された那須さんにお話を聞いてみたいと思います。いかがですか?》
『いや、あのー…ちょっとビックリしてます』
《沢山の人に選んだもらったお気持ちは?》
『そうですね、素直に嬉しいですし変わりたいと思って行動した結果、こうして沢山の方に選んでいただけたのかなと思います』
《しっかりしてますね〜、それでは最後に一言お願いします》
『はい。俺の他にも素敵な方が大勢いる中、俺を選んでいただいてありがとうございます。優勝させていただいた以上、その名に恥じぬように頑張りたいと思います』
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さき(プロフ) - 那須担と浮所担なのでこのお話大好きです!!ドキドキします!!更新楽しみにしてます!! (2020年4月17日 2時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優風翔 | 作成日時:2020年4月15日 23時