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prrrrr…p
dt「…もしもし？」
nb「……もしもし」
dt「翔太？どうしたの？」
nb「いや…なんか」
dt「明日、仕事じゃないの？」
nb「…うん」
dt「……少しおしゃべりしようか」
nb「……10時過ぎくらいまで、ふっかとあべちゃんと康二が家にきててさ」
dt「珍しいね、翔太が家に人入れるの」
nb「まあちょっといろいろあって」
dt「うん」
nb「みんなで恋バナしてたら、なんか…俺も会いたいなとか思って」
dt「……うん」
nb「迷惑だよな、こんな時間にって思ったんだけど、涼太と話したいなってなって」
dt「うん」
nb「……めめは会いたいって思ったら康二がいなくても、康二の家に合鍵で入って待ってるんだって」
dt「へぇ、なんか意外だな」
nb「だよな。めめって意外と可愛いんだなって」
dt「そうだね」
nb「あべちゃんと佐久間もなんか、可愛い感じかと思ったら結構佐久間がイケメンでそれもなんか意外な素顔でいいなとか…」
dt「うん…」
nb「それでふっかが、照と電話するのが好きだって言ってて…顔見えない方が恥ずかしいことも言いやすいって」
dt「そう、なんだ」
nb「うん…」
dt「翔太？」
nb「涼太、俺…もっと会いたい。予定聞くだけじゃなくてくだらないことを話したり、今みたいに電話とか…したい」
dt「…」
nb「ごめん…」
dt「嬉しい、ちゃんと言ってくれて」
nb「…ならよかった」
dt「旅行の後からさ、俺どうしたらいいのかなって思ってて」
nb「ん？どーゆうこと？」
dt「…キスとかしたいし、もっと恋人らしいことしたいけど翔太は嫌じゃないのかなって。そもそもお試しなのにいいのかなとか」
nb「……うん」
dt「俺も…会いたいな、翔太に」
nb「…」
dt「…」
nb「明日俺、午前中で終わるんだけど…14時までにはいけるから会いに行っていい？」
dt「うん、待ってる」
nb「…ふふ」
dt「俺たちらしくないね」
nb「ないね」
dt「そもそもこんな電話したことないしね」
nb「そうだな」
dt「…眠くない？」
nb「ん…ちょっと眠い、かも」
dt「だと思った。声がなんかとろんってしてる」
nb「…涼太」
dt「ん？」
nb「涼太の声…安心する…から…」
dt「ふふ…俺が寝れなくなっちゃうよ、そんな可愛いこと言われたら…おやすみ、翔太」
朝起きた俺は、なんだか少しだけ機嫌がよくて少し眠かった。
とりあえず、らしくないことをしてみる。
『涼太、おはよう』
すぐ既読がついた。
『翔太、おはよ』
どうやら同じことを思ってるみたいで、嬉しくなった。
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作者名：stanley | 作成日時：2023年7月16日 1時
