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たくましくなった大きな背中。
少しだけ寄りかかったら、優しく頭を撫でてくれる。

iw「…辛くなっちゃった?」
fk「んーん…大きな舞台で俺が1人で謝る夢を見るんだけど、それを見る度に失うのって怖いなって…そしたらその、前みたいになんとなく落ち込むというか…はは、ごめん」
iw「…前もこんなことあったよね。なんとなく辛いって言ってっけ」
fk「よく覚えてんね」
iw「あの時だもん。初めてタバコ吸ったの」
fk「巻き込んじゃったね」
iw「いえいえ、大人を経験させてもらいました」
fk「なんだそりゃ」
iw「ふっか」
fk「んー?」
iw「あの時さ、俺…まだ子供でふっかの辛い気持ちにどう寄り添ったらいいのか分かんなくてそばにいるとしか言ってあげられなかったんだけど」
fk「……うん」
iw「あの時から9人になって、デビューしてふっかと恋人同士になって一緒に生活して…正解かは分かんないけど、でも分かった気がする」
fk「…ん?」
iw「大丈夫、大丈夫だよ、ふっか」
fk「………」
iw「ふっかと俺の今までの時間も選択も、何ひとつ間違ってないよ。それをみんなが証明してる。メンバーのみんながふっかのこと大好きだから。ふっかの優しさも頼りになるとこも分かってるから」

落ちそうなタバコの灰を消して俺を見る目は、誰よりもかっこよくて頼りになる力を持っていた。

『大丈夫』

なぜか安心感がすごくて、ちょっとだけ泣きそうになった。
何も言わずに抱きしめてくれる照から少しだけニコチンの香りがする。

fk「…ふふ」
iw「ん?」
fk「タバコの匂いするの、変な感じ」
iw「くさい?」
fk「んーん、照のいい匂いと混ざってなんか落ち着く」
iw「ならいいけど…」
fk「うん…めっちゃ安心する」
iw「タバコより頼りがいある?」
fk「うん、めちゃくちゃある」
iw「っ…なんか今日」
fk「ん?」
iw「いつにも増してポワポワしてるね」
fk「そう?なんだろ…夜だから?」
iw「…俺酔ってんのかな」
fk「ふは、そうかも」
iw「笑うなよ、もー…冷えるし入ろ?」

そういうとリビングへの戻る照。
寒かったのか少しだけ体をさすってる。

fk「照」
iw「ん?」

何事もなかったように振り返る君。
一つだけ言い忘れてたことがあった。

fk「そばにいるから、俺も」
iw「……あー」
fk「ん?」
iw「ダメだ…やっぱ」
fk「え?」
iw「今日可愛すぎてしんどい。風呂の前に一回…ベッド」
fk「え?待って待って!」

そうやってすぐしたがることはまだお子ちゃまだね。
好きだけど。

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こるこる - 大好きです!応援してます!! (7月26日 18時) (レス) id: 9197daf582 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:stanley | 作成日時:2023年7月16日 1時

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