今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:2,134 hit
小｜中｜大
2 ページ2
２：藤堂 咲
「貴方でしたか」
容疑者を問い詰める警察のような厳しい目で、西は藤堂を見た。藤堂は苦笑いをして、西
を見つめ返した。
「まぁまぁ。西、そんなに厳しくするな。・・・咲、わしらは怒っているわけじゃないんじゃよ」
河谷は西をなだめた。
「しかし、どうしてこのようなことが、校内で・・・」
小中は、腕を組んだ。
校長室で、三人の教師に囲まれているからといって、藤堂が悪いことをしたわけではない。彼
は、第一発見者なのだ。
藤堂が見つけたのは―――ゲリムの一年生の女子生徒の遺体だ。全身に、何かで切られたよう
な跡があり、血だらけの状態だった。
「本当に、何も知らないんですね？」
西に問われ、藤堂は頷いた。
教師たちは、顔を見合わせ、同時に深い、ため息をついた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藤宮伶 | 作成日時：2017年10月9日 9時
