７話仕組み ページ8
突然フェイちゃんに
明日から学校に言ってもらう……
なんて言われて
私はあんぐりかえった…
口を大きく開けながら…声が出ない
と言うほどに驚いていた
『あ、あ、……ちょちょちょ
ちょっと待ってよｯｯ！？』
「へっ？」
何か問題でも？と言わん
ばかりのフェイちゃん
『へっ？……じゃなくてぇぇ〜
まったく話がつかめないんですけどっ
何がどうなって私が学校に通う話にｯｯ！？』
フェイちゃんはこれぞとばかりの真顔
よくわかんないけど……私がここに
………イナクロ…？…世界に
何らかの影響でトリップしてきた
のは事実で。
あ、そう言えばここにくる直前
またあの……夢を見た気がする……
だけど…いつもの夢とは少し違った
「君は何らかの影響で
この世界にトリップ…してきて……
と言うか君はこの世界に組み込まれて
いるんだ……」
下をうつむきながら
真剣な眼差しを向けてフェイちゃんは
呟いた
私はフェイちゃんが言った
「組み込まれているんだ」って言葉が
気になって
フェイちゃんに聞いてみる
『この世で一番可愛い男の娘は
だ〜れだ……それはフェイちゃんです〜
じゃなくてぇ!!……確かにフェイちゃんは
可愛いが今はこんなこと言ってる
場合じゃなかったｯｯ！？
私がこの世界に組み込まれているって
どういう意味？』
「だから〜……例えば君は
この世界で生まれて…この世界で過ごし
この世界で生きて………ずっとここで
…………学校だって
入学式もちゃんとやって……」
『わかった……私学校に通う』
「ありがとう」
ほっとしたように笑うフェイが
なぜか
心から笑ってないように感じた
のは気のせい？
NGシーン
(この世界で生きて……この世界でﾋﾟｰｰしつ
過ごし、ﾋﾟｰｰだからﾋﾟｰｰで、)
(いやぁぁぁあぁ〜〜〜ｯｯ
もうやめてぇぇーーーｯｯ！！？)
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