３話男の娘 ページ4
「死ね」そんな言葉を
捨て台詞として去っていった
雷門一味
『…………はぁ〜』
これみよがしにため息を吐いた
これはきっと……悪い悪夢なんだ。
『だってさ、私なんも悪いこと
してないのに…………なにか？
なんなわけ？新手のドッキリ的な？』
誰に言うでもなく
愚痴を延々とこぼしながら
勢いよくベンチに寝転がり
目を閉じた。
『…………………＿＿＿＿』
っって!!!!!?!?…こんなところで寝たら
風邪ひくじゃんｯｯ！？
私は急いで目を開いて勢いよくベンチで
寝ている体を起こした
ｶﾞﾝｯと何かが勢いよく
私の顔面に激突した。
「いｯｯつぅ〜〜」
『なにか私の顔面に直撃した
ような〜』
ﾊｯ？だれ！？
私は額を抑え、ふいに横を振り向く
頭を強く押さえていた。少女と言うのに
ふさわしい男の娘な少年がいた。
「これは…夢なんかじゃないんだ」
頭がそうとう痛いのか
涙目ながらも私にそんなことを伝える
『いや、ごめんね〜…………
私男の子には興味なくてさ〜』
「……何の話しだよｯｯ!!?」
『あぁ〜〜……冗談冗談だん
ちゃんと男の娘も好きだから安心
していいんだよ？』
世間話をするおばさん見たいに手首を
降って『冗談』だと伝える
なんだろう……初対面だとは思えない
親近感に無性にテンション爆発
「どこに安心する要素があんのｯｯ！？」
いちいち反応大きすぎだよ
えっと………この子名前なんだっけ？
私は顎に手をあて考える
あ、えっと……思い出したｯｯ！？
『フェイタンｯｯ！？』
「いや、それ違うやつｯｯ！？」
NGシーン
思い出したｯｯ！？
(フェイタスZｯｯ！？)
(人間ですらないｯｯ！？)
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