【Ｈ×Ｈ】体力の無い私が家出しただけなのになぜかハンターに！？９

345話ヤクソク×ハ×ゼッタイ ページ14

「あたしはマチ！よろしく」

ピンク髪でショートヘアの
サバサバしたお姉さん


「………」


「あ、待てよフェイタン！」

続くようにみんなが
自己紹介をしてくれるがフェイタン
と呼ばれる小さいチリチリ頭は
しかめっ面で睨みをきかせ私なんか
お構いなしに出ていってしまい
それに続くように髪が長めの男の子…
シャルナークも部屋を出ていってしまった

ふむふむ……子供が嫌いなんだろうか？
自分も子供のくせに！とは
敢えて言わないでおこう

「あの2人も歓迎はしてる
と思うけど新しい家族が増えて
照れくさいだけよ
気にすることはないわ」

私が不安に思ってると感じたのか
美人なパクノダが優しく頭を
撫でて励ましてくれた

「むふふ〜…頭ナデナデって
悪くないね〜もっとやって！パクノダ」

「いいわよ〜いくらでもなでなで
してあげる」

親にも撫でられたことがなかった
初めての気持ちのいい感覚に私は
思わず顔がフニャける

「よかったらあたしが
この街を案内するよ！」

マチが提案してくれたことに
否応無しにバンザイで賛成する。

「なぁーんだマチ……
妹分ができて嬉しいのかよ」

「うっさい！」

マチに対してニタニタとからかう
ウボォーのスネを思いきり蹴飛ばす
マチ…だがまったくもって効いてないご様子

足に鉄でも入ってるのだろうか？

と…疑問はさておき2人と仲良くなった私は
街を案内してもらい流星街の様々な
ことを知ることになった……

この街はあまり裕福ではなかったり
人間のごみ捨て場だから
殺されても罪にはとわれないことや
ここ最近はめっきり子供を捨てる
人間が減って喜んだ時に私が来て
みんな驚いてるらしい


「うーん、教えることは
ことぐらいかな〜………あ！！」

顎に手を添えて考える素振りをした
マチが何かを思い出したように
咄嗟に叫んで私の肩がビクリと飛び跳ねた

「な、なにごと！？」

「いいか？ゴミ捨て場には
絶対１人で行くんじゃないよ……
それから極力1人にはならないこと

あたしと約束して」

「う、うん………わかった」

私とあまり変わらないぐらいの
女の子の迫力に圧されて冷や汗を
かきながら頷いた

「マチの言う通り…さっきも言ったように
ここは治安が良くないから……」

パクノダにも再度ねんをおされる

私が来る前に……何かとんでもない
出来事があったのだろうか？

気になるけどさすがに聞ける
雰囲気ではないので私は静かに
口を閉ざした。

これで、いいよね……



2024.1.23

二次試験編　イラスト→←345話ワタシ×ハ×カゾク

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