【Ｈ×Ｈ】体力の無い私が家出しただけなのになぜかハンターに！？８

334話サイコロ×ノ×ステーキ ページ43

一体……二体と
順調に相手の数を
減らしていくゴレイヌさん

これなら勝てる……とおもわれた矢先
「準備OKだ」そんなことを口にした
レイザー


「舐めやがって……」

レイザーの余裕っぷりに
ちょっとキレたご様子のゴレイヌさん


「へっ……おもしれぇ、

やってみろよぉっ！！！」


レイザーに鼻で笑ってみせる
ゴレイヌさんは掛け声とともに
レイザー目掛けて念を込めたボールを
勢いよく放った


ちょ、まって！それホラー漫画とかで
よくある死亡フラグだから！

弱いやつが勝ち気になってると
確実に死ぬやつでから！！
サイコロステーキになるやつだから！！

ゴリラのサイコロステーキなんて
誰も食べないからね！！




「なにっ！？」


案の定片手で止められた
ゴレイヌさんの念ボール


私でもわかる…………今からレイザーの
反撃が……くる！！



「さぁーて………反撃開始だ」

そう口にしたレイザーは
ゴレイヌさんのオーラを上書きする
ように自分のオーラをボールに込める。



そして手を振りかぶり
片足を前に踏ん張り……ゴレイヌさん
目掛けてぶん投げた


あぁ、ヤバい………あんなの受け止めたら
確実に死んじゃうよ………

あんな死亡フラグ口にするから………


さよなら……ゴレイヌさん
そっと目を閉じてお別れをする私。



ぐシャリ………そんな
音が体育館ないに響き渡った。



首がなく、地面に横たわる
白く………少し毛深いゴレイヌさん


「あぁ………ホワイトゴレイヌさあぁ
ああああはぁぁ〜〜んん！！！」

泣きながらゴレイヌさんに駆け寄る



「はぁはぁ、はぁ………はぁ」


ホワイトゴレイヌさんが
天に召されているのを見送る私の
横で息を荒らげるゴリラ………



「ご、ゴレイヌさん！？
生きてたの！！？」

横で息を荒らげているのは
ゴリラではなくゴレイヌさんだった。

「はぁ、危なかったがなんとかな」




「なるほど、念獣と自分の位置を
入れ換える能力か」

目を細目、感心するレイザー


さきほど天に召されたのは
ゴレイヌさんの念獣だったらしい。



試合が開始しそうなので
私はそそくさと外野へと戻る



「さぁ！次いくぞッ！！」


またあの殺人ボールがくる！？


レイザーは外野と高速で
パスをしまくる………
早すぎて繋がってるようにさえ見える


私、内野じゃなくてよかった……



「ツェヅゲラ！」

「うしろ！」


キルアとゴンの掛け声に
ツェヅゲラさんが反応する




2021.5.16


TikTokよかったら
見てください

335話バンジー×デ×マンジ→←333話ガイヤ×ガ×イイヤ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す