【Ｈ×Ｈ】体力の無い私が家出しただけなのになぜかハンターに！？１

25話イノチ×ハ×タイセツ ページ25

「…………」

クラピカはなにか異変に気づいた
ように辺りを見渡す

「ん？どしたの？」

「人数が減っている」


「なに！？」

クラピカの発言でレオリオのおっさんが
血相かいて驚いた
確かに……先程よりかなり人が減ってる
のは一目瞭然である

「全部で２３名…少なくとも半数近く
がすでにここから脱出したと見られる」

お得意のの洞察力を発揮するクラピカ


「嘘だろ…いつの間に」

マジでか？みんなここを……飛び降りた！？
想像下だけで血の気が引いた

あぁ、だめだカルシウムが足りない……


「レオリオォ〜〜クラピカァ〜〜」

クラピカとレオリオを呼ぶゴン……
えっ？私はｯｯ！？

私達はゴンの元へ駆け寄る

「これ、隠し扉を見つけたんだ」

地面を押すと一部分だけ
地面の板が動いたのが分かった

「わぁ！罠かと思ったじゃん！！
押すなら押すって行ってよ！」

どきんどきんと高鳴る鼓動を落ち着かせる


「なるほど！石畳が回転する
ことで下に降りられる仕組みか」

仕掛けを見たクラピカが
顎に手をあて考える

「でも……迷ってるんだ」


「何を迷うことがあるんだ？」

ゴンがなぜ迷ってるのかわからず
レオリオが聞き返す

「ここと、そこと、あそこと、あそこ
にもあるんだ」

「そんなに、」

呆気にとられたレオリオ



ここと、そこと、あそこと、そのまたあそこ

にあるのかぁ〜〜……………
ん？ちょっとまて、


「ってことは………４人しか

入んないじゃん‼」


「大丈夫だよ、他にもあると思うから」

「キルア！！一緒に入ろう！！」

私はキルアの肩をポンと叩く


「は？むり
そう言えばあっちにもあったけど
お前はあっちな」


「あい、そですね」

キルアが冷たい！！！


私はとぼとぼとみんなから
離れ………キルアが示した石畳の上へ立つ

すると私を励ます声が……



「…………」

「なんもないの！？」


「あ、いや、
３次試験……合格……健闘を祈るよ」


私の励ます言葉を考えていたのか
戸惑ったように言葉を加えるクラピカ

なぜか無性に気が楽になった


「あいあいさー！！」


下げていた肩を上げて
みんなに手をふる



「クラピカの合格もゴンの合格も
祈っているよー……よっし」



「俺は！！」


キルアとレオリオがなにか言って
おりますが……気にしないでおこう


「じゃぁせーのでいくぞ！」

「３」

「２」

「１」

せーの！！

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