【Ｈ×Ｈ】体力の無い私が家出しただけなのになぜかハンターに！？１

37話ドキドキ×ノ×ユウヨジカン ページ40

《ただいまを持ちまして

第４次試験は、修了となります》


１つのアナウンスがゼビル島
全体に響き渡る

ガイドのハナさんかな？


《受験生の皆さんは…速やかに

スタート地点までお戻り下さい

これより…１時間を有余時間とさせて
いただきます

それまでに戻られない場合…全て

不合格とみなしますのでご注意ください》

アナウンスがなり終わった



あ、私早く戻らないと………


「ありゃ？……ここはどこだい？」

気づけば森をさまよっていた……
あ、うん…完璧迷子ですね・・・・

どうしたらいいんだぁぁぁぁぁあぁｯｯ‼‼


せっかく終わり目前のアナウンスが
鳴ったと言うのに………


このままじゃ、いたいけな少女の
白骨死体が発見されました！…って
ニュースになっても可笑しくない事態だよね？

ヤバイ事態だよね？


「いやだぁ〜いやだいやだぁ〜

このままじゃホントに白骨化しちゃうから‼

いいの‼‼こんなカワイコちゃん
ほっといて〜」



私は必死に森の中で喚き叫んだ



カサカサッと草むらが動いた気がした
のでそっと後ろを振り返った


「クラピカ！！……………じゃな

いんか〜い」


草むらから現れたのはクラピカ……

ではなくキルアだった


「悪かったな………クラピカじゃなくて

……白骨死体にでもなってろ……」


キルアはそんなこんなを言い残して
Uターンをして歩き出す


もしかして、私のSOSを
聞きつけて来てくれたのだろうか？


「いや！冗談‼冗談だよ！！
だから私を置いてかないで〜!!」


私は死にものぐるいでキルアの足に
ガッチリとしがみつく


えっ？なんでそんなにクラピカを
求めてるか、って？

だって唯一年の近いイケメンだからね？

ちょっとした欲望がありました

すんません



「しゃ〜ねぇーなぁー」


キルアはこちらに向き直って
私の手を引いて歩き出す

あ、そっちの方向だったのね




えっ？ときめく場面だろって……
そんな場面ありましたか？

今のこの場面ですか？

いやね、ドラマなら「キャーｯｯ♡」って
なるかもだけど

ここは三次元ですよ？

3歳も年下の子と手をつないでも
別に違和感ないよ

あ、私弟がいるからかな？




私は一人…心の中で解説しながら
船のある場所まで無事到着した。


内心ドキドキしてるはずがない

いや、ツンデレじゃないからね？

私にはデレの部分しかないはずだからね！

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