４話スケボー×ハ×ハンソク ページ4
かしゅーっ……と
静かなトンネルに受験者の足音と
ローラーの転がる音だけが響き渡る。
「申し遅れました
私は１次試験官のサトツと申します
今から皆さんを２次試験会場まで案内します」
えっ？１次試験？
つまりは他にもいくつもの試験が
存在するってこと？……帰りたい。
何時間走ったのかわからないほど
走り続けた私はふと、あることに気がついた
「さっきより人数が減ってるような……」
すると列の後ろでは
多数の人が横たわっていた
疲れ果てて倒れ込んでいる
受験者方が大多数……
ローラーシューズがなかったら私も
今頃あそこの仲間入りだ……
「ああｯ！？」
「「！？」」
私が急に叫んだせいか
回りの人がびっくり仰天…申し訳なく
ペコペコと頭を下げる
えっ？私がなんで叫んだかって？
さっきステーキ頼んだじゃん？……
ステーキの到着を待たずに
こんなところに足を踏み入れてしまった
つまり注文したにも関わらず
金を払わなかったと言う事……いや
口にしてないからセーフということで………
「ゴルァｯ！？まてガキｯ！？」
どこか、後ろのほうから怒鳴り声
が聞こえてきた
「ﾋｲｨｨ！！すみませんすみません！
もうしませんっ！！」
急いで平謝り、しかし頭をあげると
一人のおっさんがスケボーに
乗った少年を指差しているのが目に入った
てっきりさっきの定食屋の店長が
お金を払わなかった私を
包丁振り回しながら追って来たのかと思ったが
どうやら違うようだ
「なんで」
「これは持久力のテストなんだぞ！」
「なら、あれも反則だろ」
私と同い年ぐらいの男の子
が私を指差し注目を向ける
「少年よ！罪を擦り付けないでくれ！」
「違うよ！！……」
私の無罪を主張するであろう
声がおっさんの後ろから聞こえた
「試験官はついてこいって
言っただけだもんね！」
「てめｯ！？どっちの味方だ！ゴン！！」
おっさんの知り合いらしき少年ゴンに
銀髪少年がスケボーのまま近づく
私……あの子と友達になりたい
「ねぇ、キミいくつ？」
「え〜っと私はね〜」
「キミには聞いてないから」
「いや！聞いてよ！」
私を無視し、ゴンに問う銀髪少年
「もうすぐ１２だよ」
年下………
「あ、はい！…私は１5だよ」
ゴンを追うように
私も答える
「やっぱ俺も走ろ〜っと」
かっこよく
スケボーを降りるスケボー銀髪少年
「カッコいい〜！」
「俺キルア」
「俺はゴン！」
「私はA」
３人並び一緒に走ることになった
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miwa - YouTubeの家はんをみてこちらにきました！面白いです！ (2022年2月14日 12時) (
レス) id: 7730c8acb7 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 感動シーンなのにWWWお、WおじポックルWWWW (2021年12月8日 0時) (レス) @page49 id: 6329fbc5cb (このIDを非表示/違反報告)
ウカザメ - めっちゃ面白いwwwこういうの好きやわwww (2021年11月1日 12時) (レス) @page5 id: 821a2adb03 (このIDを非表示/違反報告)
水野 翠 - おじポックルｗｗいつ読んでも笑っちゃいます!こういう主人公好きです! (2017年8月16日 13時) (レス) id: 7371dfda5a (このIDを非表示/違反報告)
水野 翠 - とっても面白いです!!ギャグ､めっちゃ笑っちゃいます! (2017年8月16日 13時) (レス) id: 7371dfda5a (このIDを非表示/違反報告)
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