▼4杯目 ページ10
嘘の涙を拭き気絶した次元のリボルバーと内ポケットの宝石を取り出す。
『撃つのをやめてください。お目当ての物はあります』
その言葉を聞くと、撃つのをやめて手招きをする。
『あなたの欲している物は、この宝石ですよね。ラピスラズリの原石。だから、次元様を....』
ボス「これは元々俺の部屋にあったものたものだ。....次元大介を今度こそ殺せ。そしたらお前だけは見逃してやる」
『そ、そんな.....』
次元の帽子に目を移し、押し黙る。
ボス「沈黙が答えか」
『待ってください!!まだ!!』
ボス「待つのは俺は嫌いなんだ。蜂の巣になれ」
発砲しようとする前に、閃光弾を使い次元の銃で、窓ガラスを割る。
ボス「A!!!」
目を覆いながら銃を乱射する。弾は、家具を骨董品を絵画を撃ち抜く。
Aは走り次元を引きずりながら窓ガラスから飛び降りる。
最上階から急速に落下する。パラシュートを開き車に乗り込み事なきを得た。
そのまま車を発進させ、夜の街を後にした。
『申し訳ございません』
そんな声が聞こえ、俺は視界が真っ暗になる。
次元「.....んん...」
目を覚ますと、真っ白な部屋にいた。あの時の病院みたいだ。だが、大きな窓があり青空が見え開放感があった。
俺は何故か、上半身裸....。肩には包帯が。
次元「......A!!」
体を起こそうとすると、体が鉛のように重く鈍痛が体を駆け巡る。だが、そんな事やってる暇はない。
痛みを耐えなんとか立ち上がる。扉を開け、真っ白な廊下を歩きリビングらしき方向へ向かう。
すると、いた。スカートだけ履き上は下着だけ。腕や肩は包帯でグルグルだ。
机に突っ伏しながら寝ている。....コイツは...怪我したって言うのに、なにかの資料をまとめている最中のようだった。
次元「.....はぁ」
五エ門みたいに女の上半身下着だけの姿を見て狼狽えたりはしないが、さすがにアレだからAを抱き上げ、俺の寝ていたベットに運ぶ。
次元「世話になったな。じゃあな」
寝ているAに礼を言いシャツを着て出て行こうとする。
『どこに行くんですか』
いつの間にか俺の後ろにAは立っていた。
次元「もう迷惑はかけられねぇ。もう出ていく
」
『まだ治ってません。それにそのスーツも血で汚れています』
次元「このぐらいアジトでも治る。スーツも洗えばいい」
珍しくあからさまに顔をしかめる。
『じゃあ、依頼です。1週間、1週間。安静にしててください。報酬は、あなたの愛用の銃です』
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甘喰い(プロフ) - はる猫さん» 改良しました！申し訳ございません！ (2019年2月4日 7時) (
レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫(プロフ) - 名前が変換されない(´･ω･ `) (2019年2月4日 0時) (レス) id: 56f5a368ca (このIDを非表示/違反報告)
甘喰い(プロフ) - はる猫さん» コメントありがとうございます！何気ないコメントでも本当に嬉しいです!これからもよろしくお願いします！ (2019年1月29日 17時) (レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫(プロフ) - いつも楽しみにしてます (2019年1月29日 17時) (レス) id: 56f5a368ca (このIDを非表示/違反報告)
甘喰い(プロフ) - 霜月さん» ああああありがとうございます!!こんな展開がいいなとかあったらご要望もお願いします! (2019年1月24日 11時) (レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘喰い | 作成日時：2019年1月5日 17時
