▼記憶1 ページ41
『ごめなさい！ごめなさい！私が...私が!』
ルパン「へーき。へーき!ほら」
余裕そうな笑みを見せて剣を抜く。
『....え??』
ルパン「これも血のり。全部嘘。確実に殺ったていう感覚がないと俺の事見ないだろ？」
『ルパン様....私、何から言えばいいか』
その時、スピーカーから怒号が聞こえる。
パパ「A!!何してる!さっさと殺せ！」
『パパ...。ご、ごめなさい』
パパ「なら、さっさと言うこと聞け!」
『ヒィ!...あ、でも...』
しゃがみこみ頭をかかえ涙をこぼし葛藤するAにルパンは耳を当て塞ぐ。
ルパン「聞かなくていい」
パパ「...そうか。反抗するのか...もう一度殺したいのか」
『!!』
次元「どういうことだ?」
パパ「聞きたいのなら聞かせてやろう。A=ロザリアは」
『やめて!!パパ!!』
パパ「実の両親を、惨殺し家を死体ごと燃やしたんだ」
見開かれた目からは大量の流した涙が溢れ狭い廊下で、彼女の絶叫が響き渡った。
「私の可愛い可愛い子。大好きよ」
彼女の家は、大きな代々兵士の家だった。
そんな中産まれた彼女は、親からのめいいっぱいの愛を受けて育った女の子だった。
表向きは。
父「どうして女なんだ!コノヤロウ!」
母「ごめなさい！ごめなさい！」
家系を継ぐのはいつでも男の子。女の子では継げなかった。そんな時、産まれた女の子。厳格な父親が許すはずがなかった。
しかも元から子どもを産むためだけの結婚だったため関係は冷えきっていたのだ。
日常的な激しい暴行により子どもが産めない体となってしまった。
そんな彼女は、心も体ももうボロボロ。
『ママ?』
母「.....」
支えにしたのは、Aだった。
母「今から料理を作ってちょうだい」
『え?で、でもママ。私、まだ料理なんてやったことない』
母「やって!」
母に強く言われて渋々やることなった。だが、5歳の彼女に火など扱えるはずもなく
『あち!!』
料理なんてできなかった。
母「どうしてこんなこともできないの!?」
バチンと叩かれ左頬が赤く染まる。うっすらと涙を浮かべると母親はすぐに抱きしめ
母「...ごめんね!あなたにはできるはずないわよね！私がいないとダメよね！ごめんね!」
『...ママ。ううん...大丈夫』
母親は自分よりも明らかに出来ない娘に無理難題をしかけ失敗すると叩きそして抱きしめる。
「自分がいないとダメ」「あなたは何も出来ない」といい、Aを”できない子”にした。
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甘喰い(プロフ) - はる猫さん» 改良しました！申し訳ございません！ (2019年2月4日 7時) (
レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫(プロフ) - 名前が変換されない(´･ω･ `) (2019年2月4日 0時) (レス) id: 56f5a368ca (このIDを非表示/違反報告)
甘喰い(プロフ) - はる猫さん» コメントありがとうございます！何気ないコメントでも本当に嬉しいです!これからもよろしくお願いします！ (2019年1月29日 17時) (レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫(プロフ) - いつも楽しみにしてます (2019年1月29日 17時) (レス) id: 56f5a368ca (このIDを非表示/違反報告)
甘喰い(プロフ) - 霜月さん» ああああありがとうございます!!こんな展開がいいなとかあったらご要望もお願いします! (2019年1月24日 11時) (レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘喰い | 作成日時：2019年1月5日 17時
