▼５ゲーム ページ24
内心、Aはこれまでにないほど嫌悪していた。「美しい」その言葉で彼女の気持ちは不快になった。
できる限りの笑顔ですいませんとだけ言った。
今の彼女では、この言葉が限界だ。
男「ぜひ!お願いします!」
まだ食い下がらない男達に彼女の怒りは頂点に達しそうだ。
すると、察したのかルパンが前に立つ。
ルパン「すまない娘は、君らを相手できるほどできた娘じゃないんでね...手を引いてもらえないか?」
男「....うーん...」
少し躊躇うが、まだ諦めきれないようだ。ここまで来ると呆れてきてしまう。
すると、五エ門が腕を組んできた。
『...石川様?』
五エ門「....」
強引にダンスホールに引っ張るそして、曲に合わせてワルツを踊るが、ワルツというよりフラメンコにも見えるダンス。
だが、注目を集めるには十分なモノだった。
品定めしていた客もそれを忘れダンスに魅入られワルツを踊っていたペアもダンスをやめ見続ける。
それに気づかないで踊る2人。
『踊れるんですね。意外でした。石川様』
五エ門「叩き込まれた。石川様じゃなくていい...五エ門でいい」
『五エ門さんですね。承知しました。あと、ありがとうございます』
五エ門「...別にいい」
五エ門は照れくさそうにそれを誤魔化すように、ダンスのスピードを速めた。
その時、大きな警報の音が聞こえる
五エ門「何事だ!?」
『これは...侵入者の警報音』
辺りを見回すと、そこにルパン達の姿はなかった。
『私達のダンスの間に侵入者したんですね』
五エ門「某らも行くか」
タキシードを脱ぐと着物が姿を現す。どうやら上から着ていたようだ。
『ゴワゴワしませんか?』
五エ門「着慣れない服を直に着るよりはいい。あっちか?」
『はい』
警報の鳴った原因の方向に足を進めた
ルパン「おー。おかえり!すごかったなー情熱的」
五エ門「茶化すな。首飾りは」
不二子「しっかり取ってあるわよ」
ライダースーツのジッパーを開けると、人間の生き血を吸ったかのような真っ赤なルビーがはめられてある首飾りがあった。
次元「おい。お出迎えが来たぞ」
屈強な男達が、狭い通路をズンズンと進んでくる。
『お任せ下さい』
ボタンを取り出し押すと船が大きく揺らぎまた違うブザーの音が鳴り出し船内がランプで赤くなる。
次元「何したんだ!?」
『爆弾です』
ルパン「爆弾!?沈むんじゃないのか!?」
『沈まないようにしてあります』
また大きく揺らいだ。船が傾き立っているのもやっとの状態だ。
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甘喰い(プロフ) - はる猫さん» 改良しました！申し訳ございません！ (2019年2月4日 7時) (
レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫(プロフ) - 名前が変換されない(´･ω･ `) (2019年2月4日 0時) (レス) id: 56f5a368ca (このIDを非表示/違反報告)
甘喰い(プロフ) - はる猫さん» コメントありがとうございます！何気ないコメントでも本当に嬉しいです!これからもよろしくお願いします！ (2019年1月29日 17時) (レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫(プロフ) - いつも楽しみにしてます (2019年1月29日 17時) (レス) id: 56f5a368ca (このIDを非表示/違反報告)
甘喰い(プロフ) - 霜月さん» ああああありがとうございます!!こんな展開がいいなとかあったらご要望もお願いします! (2019年1月24日 11時) (レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘喰い | 作成日時：2019年1月5日 17時
