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三話目 ページ4

何とか光る板...スマホを使って家に着く。

彼女の服のポケットを探ると、鍵があった。

鍵を開けて家に入り、彼女をベットに寝かしつけた。




『.....え』



近くに知らない男が寝ている。

もしかして知らない人お持ち帰りしちゃった系?なんて色々モヤモヤさせるが覚えてない。

とにかく、お腹がすいたので朝ごはんを作ることにした。





いい匂いがして目を覚ます。

がらにもなくこの女性を心配して少し様子を見ていたら寝てしまっていたらしい。

匂いのする方を見ると、彼女が台所に立っていた。



『あ、おはよぉ』


「....娘。俺の事がよく見えるな」


『見える?どゆこと?』



彼が人ならざるものとは彼女自身わかっていないらしい。

説明しようとする前に彼女が朝食を持ってくる。

メニューはじゃがいもと目玉焼きのせのトーストとサラダとスープ。

初対面の人物に朝食を作るなんてどういう思考回路をしてるんだと男は思う。

だが、彼女の気迫に負けて席に座る。



『えっとぉ...私お持ち帰りしちゃった系?』



恐る恐る聞くと、男は不思議そうな顔をして昨日の経緯を話した。



「で、お持ち帰りとはなんだ」


『え!?いや...なんでもない』


変な勘違いをしてて自意識過剰なんて思われなくてよかったとホッとする。

ホッとするのもつかの間、ん?と疑問に思う。

あのガチャポンから出てきたというのはどういうことだろうか。

あとそのコスプレはなんだろうか。

そう聞くと、破怪は話し始める。



「俺は怪魔という人ならざるものの類だ。そして、あそこに封印されていた」



その話に彼女は「へー」と朝ごはんを食べながらそう答える。

なんとも素っ気ない答えに彼はどうしてかと聞く。

すると



『私、なんか家柄?がそういう家系で私もそれが時々見えるの』



時々、そういう家系や特性を持つ人間があると聞いたことがあった。

彼女がそのうちの1人なのだろう。




ご飯を食べ終え、さっきよりも薄めのメイクにスーツを来て出て行こうとする。



『あ、鍵閉めておいて。それからポストに入れてていつでもいーから』


「は?」


『家ないんでしょ?しばらくいていーよ。じゃあいってきまーす』


「おい!!娘!」



そのまま彼女は仕事に行ってしまった。

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乃葉 - もう続きが気になって夜しか眠れません…!!ひっそりと次の更新をお待ちしております!! (2021年10月9日 21時) (レス) @page9 id: 79598a89ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘喰い | 作成日時:2021年6月17日 23時

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