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ひっろい庭に2人だけ
『てか北斗くん
なんで私を呼び出したの？？』
私はすっごく疑問に思っていた
なぜなら庭に来ても彼は無口だし
なんなら2人でブランコに揺られてるし
北「なんか2人で過ごしたいな〜って……？
あ、もう部屋に戻りたかったら言ってね？」
『うん』
北「1番今日話せたのがAちゃんだから」
そう
私も今日1番話せたのは彼
1番心を開いている
北「俺の隣いつでも空けとくから」
『えっ？』
彼はボソッと呟き
かすかにそう聞こえた
でも彼は
北「ん？なぁに？」
と聞き返してもさっきとは違う優しい笑顔でこっちを向く
まるでさっきの呟きがなかったように
北「てかAちゃん気になる人できた？」
話を逸らす彼
さっきの呟きが頭に過ぎる
そして顔が徐々に赤く染まる
北「Aちゃーん？？顔すっごい赤いよ？？笑笑」
北「大丈夫？笑」
はぁしんどいや
彼への恋心が芽生えてしまったのかもしれない────
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作者名：れんこん | 作成日時：2022年2月19日 14時
