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夏休みに入って10日が経った。課題は順調に進んでいる。そのせいか全く外に出ずに居たのであちこちが少し痛い。
窓の近くでグッと腕をのばした。太陽に手のひらを当てると服がめくれ蹴られた痣が顔を出す。
まだ完治してはいないためちょっとした痛みが走った。だがめちゃくちゃ痛いって訳でもなかったから我慢出来た。
にしても今日は暇すぎる。今日ぐらいは勉強をやめて外を歩きたい。そう思ったが、外は暑い。痣がバレないように長袖きたところで脱げばバレる。結論面倒臭い。
それに比べて中はクーラーがついてて涼しい。
『だけどなぁ…』
＿＿＿＿
『はぇー…人混みやば』
夏休みだからだろう。街は大勢の人で賑やかだった。それに周りは半袖半ズボンに比べて自分を見返せば、長袖長ズボン。結構な程の場違い野郎ですな。
「こんにちはお嬢さん」
そう呼ぶ声が聞こえたが、こんな人集りなら聞き間違いがあるので、叩かれるまでスルーする事にした。
「おーい。長袖のお嬢さんだって〜」
『…私に何の用ですか？』
「君さー1人なんだったら俺らとちょっと遊ばな〜い？」
『貴方たちと遊ぶぐらいなら街を見て回る方が楽しいです。ではこれで』
「それってOKでいい〜？了解〜」
この人全く話を聞いてない。言葉の意味が分かってないのか余っ程の馬鹿って事だろうか。
『一言だけ言わせて頂きますけど、貴方ちゃんと耳ついてますか？日本語理解できてますか？理解出来ているなら分かりますよね？』
『私は、貴方たちと遊ぶぐらいなら、街を見ている方が、楽しい。そう言ったんですよ』
「イコール暇って事じゃん？」
この人全く話にならない。だったらこれ以上関わってても意味が無い。
そう考え私は無言でその場を去ろうとした。だが、男に手を掴まれた。
「暇ってことは俺らと遊べるんでしょ？」
私は頭に来て男の人の手を振り払った。
『…』
「いった…。ねぇどうしてくれんの？手。赤いんだけど」
『氷に付けていれば治りますよそれぐらい。それに…』
『その薄汚い手で僕に触らないでくれます？』
私は男の人にそう告げた。そしたら相手も頭に来たのか反発してきた。
「薄汚い手…俺を怒らせたらどうなるか分かってて言ってるの？」
そう男がいえば背後から両腕を掴まれた。振り払うことが不可能な掴まれ方だった。
「一言謝れば離すけど？」
『…謝るわけないでしょう？元はと言えばそちらが悪いんですから』
そう言えば男は背後に隠してたものを私に突き付けてきた
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しらなぎ - お待ちしてました!楽しみにしてます!! (2021年7月8日 23時) (
レス) id: 2e78c090b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 青色さん» そうだったんですね！私前のお話好きだったんですよ♪(´`*)更新頑張ってください！ (2020年6月5日 18時) (レス) id: 3d3868e963 (このIDを非表示/違反報告)
青色(プロフ) - そうです！諸事情により続きとして書けなかったので改めて書きました´ω` )/ (2020年6月2日 19時) (レス) id: ec309c38a5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - これってもしかして【元 無能な彼女は有能に戻りました】の転生したお話ですか…?! (2020年5月29日 19時) (レス) id: 3d3868e963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青色 | 作成日時：2020年3月19日 19時
