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街をフラフラ歩いていると、行きつけのカフェについていた。

一息つく時はやっぱりここだなって心底思う。

ドアを開ければカラカランと音を立てて開くドア。その音に気付いた店員さんがこちらを見て目を輝かせる。
小さい時からの古い友人だ。

「Aー!久しぶり!全然来ないから寂しかったよー!」

『ごめんね。少し忙しくて。抜け出す余裕がなかったの』

「そっかー。なら仕方ないね! あ。いつものだよね」

『うん。あ。それとお菓子くれる?苺の』

「了解!」

と言って厨房の方に戻る友人。ここは彼女の両親が経営していたらしく、その跡継ぎだそう。今は結婚して2人で営んでるとか。

私はいつもの2階の席の窓際に座ってゆっくり待つ。
空を見上げてこう思う。

エミさん達は何で私のことを気にかけるのだろうかと。現に [無能] と言われているのだ。だがそんなのお構い無しに気に掛けてくれる。
嬉しい。……嬉しいけどどこか申し訳なくなってくる。

エミさんから貰ったプレゼントだってそう。あのぬいぐるみは昔エミさんと出かけた時に見ていたものだ。
あの時「買おうか?」と聞かれたが、断った。申し訳なかったので。

『……エミさん達の考えがわからないや』

ボソリとそう呟くと同時に友人が上がってきた。

「やーっぱりここだ。好きだよね。ここ」

『うん。好き』

「まぁ、私も好きなんだけど。」

と言って私の向かい側に腰掛ける。

「で?何か悩み事あるんでしょ?」

カフェラテを飲んでいる最中にそんなことを言い出すから変なところに入ってむせてしまった。
この子にはもう全てお見通しだった。そう。私は悩み事があるとすぐここに訪れる。

『ケホッ……ケホッ』

「あぁぁぁごめんごめん!」

『……だいじょぶ。……大したことじゃいんだけどね。』

「うん。」

__________

「……何それ。あの女が悪いんじゃん」

『うん。なんでそこしか聞いてないの?』

「ヤバいやつを幹部にするなんて……大丈夫かな」

『どうも出来んよ』

「言えばいいじゃない。そのー……えみさん?って人に」

『うんだからね?脅されてるの。言ったら仲間。死ぬ。いい?』

「あ〜ぁ」

ごなっとくしていただけたのならなによりです。
この人。考えることだけはすごく弱い人で。勉強は私より頭いいのに。何でだろうね。

「はぁ……私がAの隣にいたらなぁー」

そうつぶやく友人。
心配してくれてるんだってわかった。



心の底からありがとうって思った。

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青色(プロフ) - コメントありがとうございます(´˘`*)はい!期待に答えられるように頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐー - やばい…自分語りになるんですけど、途中で泣きました…この作品が神すぎなのと、私が涙脆いならですかね…更新は少しずつゆっくりでいいので、続けて貰えたら嬉しいです!これからも頑張ってください! (2020年1月6日 21時) (レス) id: 0cbe7ccea4 (このIDを非表示/違反報告)
青いおばけ(プロフ) - コメント有難うございます!まだまだ更新していきますので待っていてください! (2019年12月20日 17時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
みかんの皮 - これってまだ更新しますか?!すごく楽しみなので!!作ってもらえるどホンッッッッットに嬉しいんですが、作らなくでもいいんですが、、、まぁ、できれば作ってもらえるとまじで嬉しいです! (2019年12月20日 8時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青色 | 作成日時:2019年10月14日 12時

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