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ゆっくりと目を開ければ違う場所だとわかった。
確か昨日は全員で同じところで寝ていたはずなのにと思いながら体を起こせば隣にはエミさんがいた。
『…なんで僕ここにいるんやろか』
窓を見ながらぼそっとつぶやく。昨日は何か嫌な夢を見た気がしたけど思い出せない……思い出したくもない。
ふとエミさんの方を見れば目の下には隈らしきものが薄ら見えていた。僕はエミさんの頭を撫でながらエミさんの隈を無くしていく。
触れられて気が付いたのかエミさんが起きた。
em「Aさん!」
『おはよう。エミさん』
em「何がおはようですか!あれから何ヶ月だったと思ってるんですか!」
不思議に思い、壁にかけてあった紙を見れば確かだった。僕はあれからだいたい3ヶ月ほど寝ていたらしい。
あぁ〜。と口に出して言った時、エミさんが僕の手を握った。
em「お前が死んだら俺は…どうすればええんよ…」
エミさんが時々こうやって戻る時は本当に心配してくれていたんだなって改めて思える。
『ごめんね。心配かけて』
そうエミさんに言えばドアが開いた。ガシャンと音を立てて割れた花瓶。そこに立ってたのはロボロだった。
rb「A!起きとったんか!」
『うん。今起きたところだよ』
rb「良かったぁ…もう3ヶ月ぐらい目覚めへんで心配しとってんからな?」
『ごめんよ?』
rb「まぁ目覚めてよかったわ。実はエミさんな?この3ヶ月ずっと「それ話さなくていいですから!!!」
何の話かはよく分からないけどみんな心配してくれていたことには変わりはない。後でごめんを兼ねたお礼をしに行かなくては。
rb「とりあえず花瓶片付けてくるわ。2人はどうする?」
『僕は部屋に戻ろうと思ってる』
em「大丈夫なんですか?」
『大丈夫やて』
em「不安なんで着いてきますね」
『心配性な』
rb「エミさんらしいわ」
em「いや何処がですか」
そう言い持って各々別れた。僕は部屋に戻ったあと、いつもの服に着替える。当然ローブを身につけてから、エミさんと別れ、訓練場に向かう。が、誰もいなかったので、もうひとつの方に居るんだと思ったのでそちらに向えば、ゾムさん、ショッピ君、チーノ君、らんらん、コネさん、先生が居た。
zm「__じゃあ次は_って!Aやん!もう大丈夫なんかー?」
ゾムさんが手を振ってそう言ったのでこちらも手を降れば、部下たちに何かを告げてからこちらに来た。
ゾムさんの声に気づいた3人もこちらに向かってきた。
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青色(プロフ) - コメントありがとうございます(´˘`*)はい!期待に答えられるように頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐー - やばい…自分語りになるんですけど、途中で泣きました…この作品が神すぎなのと、私が涙脆いならですかね…更新は少しずつゆっくりでいいので、続けて貰えたら嬉しいです!これからも頑張ってください! (2020年1月6日 21時) (レス) id: 0cbe7ccea4 (このIDを非表示/違反報告)
青いおばけ(プロフ) - コメント有難うございます!まだまだ更新していきますので待っていてください! (2019年12月20日 17時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
みかんの皮 - これってまだ更新しますか?!すごく楽しみなので!!作ってもらえるどホンッッッッットに嬉しいんですが、作らなくでもいいんですが、、、まぁ、できれば作ってもらえるとまじで嬉しいです! (2019年12月20日 8時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青色 | 作成日時:2019年10月14日 12時