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目を塞がれてから数十分程度たったと思う。いつまで経ってもエミさんは足をもめることは無い。このあと何が起こるのかさえも分からないし予想さえもできない。
うーんと考えながらついて行っていたら、ようやくエミさんの足が止まった。

em「今外しますね」

そう言って僕の目を覆っていた布を外す。先程まで真っ暗だったせいで、目の前が凄く眩しくて、手で目元を隠しながら前を見る。
そしたら急にサイドからパァンと大きな音がした。
ビックリして目元から手を離してしまった。すごい目が痛い。

『……はぇ?』

皆の手には先程ならしたと思われる、クラッカーがあった。いや…僕誕生日違うんやが…?
ポケっとしていたらエミさんが手を取ってくれて、我に返る。

『エミさん……これは?』

em「皆さんがAさんに少しでも昔みたいに接して貰いたい、話したいと言って、Aさんに内緒で、企画していたんです。」

『凄い…あんな短時間で……?』

em「えぇ。バタバタしながらも準備しましたよ」

tn「何度も言って悪いんやけど、ホンマにすまんかった…」

ut「無能とかボロクソに言ってしまった…」

sha「無能がな」

ut「おい」

gr「……本当に済まなかった」

そう言って僕の目の前で頭を90度にまげる。他の人達も続けて頭を下げていく。
僕はあたふたしながらも頭を上げてもらう。いやただの幹部1人に10人の総統含めた人達が僕に向かって頭を下げるのどけだけの罪悪感か。

『もういいって…それにグルさんはこの国の総統でしょ?そんな幹部1人に頭を下げないで?』

gr「仲間だから頭を下げる。これに立場など関係はないゾ」

tn「なんか主語足りてないような気ぃするわ」

chi「……?!え?ちょ…先輩!?」

『あ…れ…?』

気が付けば目には雫が溜まっていて、その雫が頬を伝って零れ落ちていた。

『ふっ……うぅ…』

em「Aさん」

そう言ってエミさんが手を握ってくれる。みんなの優しさに、その温かさに…嬉しさが溢れ出てくる。

ht「Aー」

sha「なんよなんよ〜涙脆いなぁ…」

chi「そう言いながらも泣いてるじゃないっすか」

sn「そういうチーノもな」

と言ってらんらんは僕の頭に手を置き、シャオさんは屈んで僕の目の前に、チーノくんはその後ろに、しんぺいさんは僕の後ろにいた。

『怖…かったぁ……寂し…かったよぉ…』

em「これからは皆さん一緒ですよ」

そう言葉を掛けられ、僕はエミさんの手を握り返し、こういう。

『ありがとう。皆…』

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青色(プロフ) - コメントありがとうございます(´˘`*)はい!期待に答えられるように頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐー - やばい…自分語りになるんですけど、途中で泣きました…この作品が神すぎなのと、私が涙脆いならですかね…更新は少しずつゆっくりでいいので、続けて貰えたら嬉しいです!これからも頑張ってください! (2020年1月6日 21時) (レス) id: 0cbe7ccea4 (このIDを非表示/違反報告)
青いおばけ(プロフ) - コメント有難うございます!まだまだ更新していきますので待っていてください! (2019年12月20日 17時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
みかんの皮 - これってまだ更新しますか?!すごく楽しみなので!!作ってもらえるどホンッッッッットに嬉しいんですが、作らなくでもいいんですが、、、まぁ、できれば作ってもらえるとまじで嬉しいです! (2019年12月20日 8時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青色 | 作成日時:2019年10月14日 12時

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