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翌朝。
いつもの朝だが、今日はなんだか体が重苦しい。何でかは分からないけど。
クローゼットからいつもの服を取りだし、その上にローブを着る。

…今日は庭にでも行ってみようかな。僕だけのあの場所に。

今日は刀は1本だけを持って部屋を後にする。廊下を歩いていたら前に月渚と大先生が肩を組んで歩いていた。うぇ。
廊下の端っこを歩いていたらぶつかった。…は?え?今端っこ歩いてましたよね。

ut「ちゃんと端っこ歩けよな」

「大先生そんなこと言っちゃいけないよぉ」

…あんのぶりっ子…てか真ん中開けてたわアホ。そうぶつくさ思いながらも庭に着いた。私は誰もいないことを確認してとある場所へ向かう。実はこの敷地内にいくつもの私の隠れ家を用意してる。グルさんに内緒で。

『…僕だけの楽園へ』

そうボソッと呟けば茂みはガサガサっと動いた。
私はその先に足を進める。私が入れば、扉は静かに閉まって行った。

茂みの中を進んで行けば、広々とした空間の中にここで生活できるぐらいの一式全てが置いてある。疲れた時とかにはよくここで何日も籠ってたなぁ。木々からは少し陽の光が指していて凄く心地が良い。

『…そろそろ追い出してもいい頃かな……』

月渚のことはずっと泳がしていたからもう言ってやってもいいかな。僕ももう限界に近くなってきてる気がする…。
今まで信頼していた人を打ったこと無かったのに打ったってことはそれ程ヤバいってことなのだろう。

だけど…失敗したら…




ううん。失敗なんてしない。絶対誰も殺させたりなんてしない。僕はもう昔とは違うんだ。守られるだけの僕なんて僕じゃない。昔のお返しを今。僕が返すんだ。

そう決意した僕は体の向きをくるっと変えて、城に戻るのだった。



ショッピside__

「…せん……」

…やっぱり声なんて到底かけられない。昔はすれ違えば「先輩!」なんて言ってよく駆け寄っていたのに。

今ではこれだ。
声なんてかけられるはずなんてなく、すれ違えば下を向いて通り過ぎて。コネシマさんに呼ばれて駆け寄って。
昔の俺はどこに行ったんやろか。笑って先輩にイタズラして、話して、練習して、追いかけっこして、怒られて。先輩との思い出がたくさん蘇ってくるのに、先輩みたいになりたくない自分が心の片隅にいて。


もう嫌いだ。


俺はどうしたいのかさえも分からない。

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青色(プロフ) - コメントありがとうございます(´˘`*)はい!期待に答えられるように頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐー - やばい…自分語りになるんですけど、途中で泣きました…この作品が神すぎなのと、私が涙脆いならですかね…更新は少しずつゆっくりでいいので、続けて貰えたら嬉しいです!これからも頑張ってください! (2020年1月6日 21時) (レス) id: 0cbe7ccea4 (このIDを非表示/違反報告)
青いおばけ(プロフ) - コメント有難うございます!まだまだ更新していきますので待っていてください! (2019年12月20日 17時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
みかんの皮 - これってまだ更新しますか?!すごく楽しみなので!!作ってもらえるどホンッッッッットに嬉しいんですが、作らなくでもいいんですが、、、まぁ、できれば作ってもらえるとまじで嬉しいです! (2019年12月20日 8時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青色 | 作成日時:2019年10月14日 12時

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