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ゲッソリしながら部屋に戻るともうエミさんが居た。
私はしばらく頭の上にハテナが浮かぶ。
em「もう忘れたんですか?言ったじゃないですか。顔。見せてもらえるんでしょう?」
……あぁぁぁぁ!
忘れていたぁ!しんぺいさんのやっと終わったと思ってたのにぃ!エミさんのこと忘れてた!(失礼
em「どうしてそこまでして見られたくないんですか?」
『……色々』
em「綺麗だと思うんですがね……」
『ほ……ほら。私って顔が見えない方がいいでしょ?』
em「そんな事ないですよ。私は顔が見ていたいです。」
私は渋々フードをおろす。
人に顔を見せるのはあまり好きじゃないのに。
em「やっぱり、見せてと言わないと見せてくれないんですね。」
『……理由分かってるくせにー』
em「あはは……ごめんなさい」
これでやっと終わった……
ホッと内心安堵していたらエミさんに頭をポンと撫でられた……と言うより、叩かれた?
em「何かあったらすぐに呼んで下さいね。いつでも飛んできますから」
『飛んでこられたらある意味すごいよ?』
em「そっちの飛ぶじゃないです」
『ww』
em「これはシャオロンさんもひとらんらんさん、しんぺいさんも同じことを思ってるはずですよ。」
やっぱり優しい。
でもみんなを巻き込むわけには行かないんだ。エミさんの笑顔。シャオさんの勇気。らんらんの優しさ。しんぺいさんの元気。チーノの笑かし……他にも守りたいものは沢山ある。
だから私は闘うんだ。……月渚に。
根っから調べてやらぁ。あいつの情報を。
そう心に留めておくと、エミさんが手を振って私の部屋を出た。
あ。そうだ。資料明後日までだったような……チャチャッと終わらせて調べに行くか。
椅子に座るとサイドに違和感を感じたので見て見たら、青い蝶のストラップが付いた2本の刀が、椅子に突っかかっていたので、腰から抜いて、壁に立て掛け、もう一度座り、資料を終わらせる。
30分程で資料を終わらせた。
さぁ。
私の情報収集の力を舐めて貰っちゃぁ困るんだな。誰にシバキ回されながら鍛えてきたか。
さぁ。
ここからが本当の戦いだ。
地獄を見せてあげようか。月渚さん
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青色(プロフ) - コメントありがとうございます(´˘`*)はい!期待に答えられるように頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐー - やばい…自分語りになるんですけど、途中で泣きました…この作品が神すぎなのと、私が涙脆いならですかね…更新は少しずつゆっくりでいいので、続けて貰えたら嬉しいです!これからも頑張ってください! (2020年1月6日 21時) (レス) id: 0cbe7ccea4 (このIDを非表示/違反報告)
青いおばけ(プロフ) - コメント有難うございます!まだまだ更新していきますので待っていてください! (2019年12月20日 17時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
みかんの皮 - これってまだ更新しますか?!すごく楽しみなので!!作ってもらえるどホンッッッッットに嬉しいんですが、作らなくでもいいんですが、、、まぁ、できれば作ってもらえるとまじで嬉しいです! (2019年12月20日 8時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青色 | 作成日時:2019年10月14日 12時