【wrwrd】夏が終わるその前に【深夜廻】 (ページ45)

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４５、符ページ45

見たことがある場所で、見たことのない場所。

下と同じような構造だけれど、少し違う。

本当の３階に俺は辿り着いた。もう、ループは終わっていた

右にあった、扉の先へ進んだ。

数分前に見た光景なら、その先には、二つの鍵がかかっている扉があった。

その扉の先には

よく刑事ドラマや、ホラー映画でみる、カーテンが綺麗にまとめられている窓

景色を見ようとも、真っ暗で何も見えない。深海にいる気分だった。

ガシャン

扉が乱暴に閉まる。

今夜、この現象に何回付き合わされただろう。慣れてしまった。

けれど、この通路は、不思議だった。

血もついてなくて、とても綺麗。３階だけなら、俳優さんを呼んで、ドラマが作れそうな雰囲気

３階だけなら。

通路は行き止まりになり、横にある、狭い通路を進むと、忍者になっている感じがした。

下は何も見えない。

パリン、パリン

何かが落ちてきている。

当たらないように狭い通路を走った。

周りの景色も気にせず走ると、目の前に、数十本大きな竹串

偶然にも、避けれたが、当たっていたらどうなっていただろう。

勿論、大怪我じゃすまされない位の想像はしていた。

罠だらけの３階で、大きな竹串の次に待っていたのは

階段から降ってくる、樽だった。