【wrwrd】夏が終わるその前に【深夜廻】 (ページ36)

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よくアニメで発電所のレバーを上げて復旧するときの音と共に目を覚ます。

カチカチカチと時計の音が鳴る。さっきまで聞こえなかったのに。

其処は、寝室の様だった。誰かを看病していたのか、ベットの傍に椅子がある。

其処から出ようとしても、出られない。ドアにカギがかかっている。

此処は、さっきの部屋なのだろうか

時計に近づくと十二時を知らせる鐘のような音が何回も響く

出られない部屋を何の意味もなく、歩き回る。辺りが次第に暗くなっていく

またドアに近づこうとした、その時だ。

ベットの傍にあった椅子が突進してきた。椅子はパーツごとに分かれ、壊れていた。

また、前が見えなくなった。

気が付いたときには、また別の場所にいた。

洗面台もあって、マットの様なものがある。一階と同じ造りだった。

「…何だ?コレ」

まず、最初に目が付いたのは洗面台の前に落ちてある絵日記の様なものだった

中を開くと、おぞましい絵が描かれていた。見た瞬間、後ろに放り投げてしまった。

其処には、シャワーを浴びていた人が口から血を吐いて死んでいて、それを最初に見た人が驚いている、という残酷な絵だった。

あの絵は、当分忘れそうにない。