拝啓、上手く泣けなかった僕へ【H Q】 - パスワード認証

他人から見れば、大切に出来ていなかったのかもしれない

雑だと思われていたのかもしれない

いや、きっとそう思われていた

でも、それでも

大切にしてきたつもりだった

大切だった

だから

「先輩…っ！…私、頑張りますから！絶対、先輩を超えるエースに成って見せますから、だから…」

『うん、ありがとう』

だから

置いていこう

『頼んだよニコッ』

さようなら、私の楽園

ーーーーーー

「なぁ、ユースって隠れエース居るらしいよ」

「正セッター、今のセッターじゃないって」

「隠れエースって言うくらいだから、天才だろ？きっと」

「天才に決まってんだろ」

『…………天才、ね』

※悪意のある低評価はお辞めください

※女主です