王様のCANVAS Ⅱ【Reo】 (ページ23)

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玲於に黙っててと言われた手前、見守ってたんだけど……

『玲於がわたしのこと心配してくれてるのも、圭佑のこと放っておいて欲しいと思うのも分かるけど、話聞かないことには始まらないからさ』

「……分かったよ。話したいなら話せば？隼、あとよろしく」

隼「あ、うん」

あらら……玲於先に出てっちゃった

隼「Aさん……」

『小森さん、よろしくお願いします』

隼「はい……」

日程を調整して後日、事務所で話すことにして

潜入して会社で働いてた時割と近い存在でいた龍友くんが
宇佐見さんと話をつけてくれる事になった。

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『小森さんこんにちは』

隼「Aさんこんにちはー！……玲於も」

当日、Aさんだけかと思ったら
やっぱり玲於も後ろからついてきて

なんだ、結局心配なんじゃん(笑)

隼「大丈夫だったの？」

「何が」

隼「Aさんと」

「大丈夫に決まってんじゃん。何？」

隼「いや、何にも！」

喧嘩してた感じだったからさ？

龍友くんが宇佐見さんを連れてきてくれる。

龍「圭佑さん、そんな縮こまらんで大丈夫やで(笑)Aちゃん、反省してるみたいやから話聞いてやって」

圭佑「A……ごめん、本当に」

宇佐見さんはこの状況にかなり怯えてる様子。

玲於の表情を盗み見ると、
目が怖くて話しかけられる雰囲気ではない。

『圭佑、どうしてわたしをつけてたのかちゃんと教えてくれる？』

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