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「…1つ聞いていいか」
「はい、なんでしょう？」
私が我に返って透真さんの方を向くと、何を聞こうとしているのかは分からないが、質問をするべきか否か迷っている様子だった。
聞こうと決断したのか、透真さんは私の目を見て質問をした。
「本番のケーキは、誰に渡すんだ？」
透真さんの黒い瞳に私の姿が映る。
そんな風に見つめられたら――心臓の音がだんだん大きくなっていくのが分かった。
「…どうしてそんなことを聞くんですか」
顔を合わせるのが恥ずかしくなった私は、作業に戻りながら、質問返しをした。
「…Aが渡す相手によっては、教え方を変える必要があるからな。」
私が渡す相手によっては、教え方を変える？
なんだろう。その人の好みとかも色々関わってくるのだろうか。
「そ、そうなんですね。」
さっき教えてもらったケーキの飾り付けに取りかかろうと、近くにあった装飾を取ろうと手を伸ばすと、透真さんに腕を掴まれた。
「…それで、誰に渡すんだ？本番のケーキは。」
一瞬、透真さんが違う人に見えた。 ジュレで働いている時の爽やかさとは違う――
夜の星空が、夜の街に似合うようなかっこよさ。
油断していたら、私はきっと透真さんにすべてを話してしまうと思う。
だから、1回自分を落ち着かせるために息を大きく吸い込んだ。
「…それは、秘密です。」
透真さんに掴まれた腕とは逆の腕で、唇に人差し指を当てて、上記を呟いた。
――透真さんのようにはいかないけれど、今出来る私の120パーセントの力を出してやる、と試作品のケーキに誓った。
ジュレのスタッフルームみたいな場所から、魁利と初美花が覗いていた、ということは、透真しか知らない。
((後で怒られました))
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーパーソン
グットストライカー
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れもんちょこ。(プロフ) - 宇佐美葉月さん» ありがとうございます！とても嬉しいです笑 (2018年8月30日 11時) (
レス) id: 03c8263550 (このIDを非表示/違反報告)
宇佐美葉月 - 褒められて伸びるタイプ？褒めまくろう！この作品、最高です！大好きです！頑張ってくださいね！ (2018年8月6日 7時) (レス) id: dc475b5687 (このIDを非表示/違反報告)
れもんちょこ。(プロフ) - 宇佐美葉月さん» 初めまして〜！コメントありがとうございます〜！ 更新頑張ります！笑 (2018年8月3日 20時) (レス) id: 03c8263550 (このIDを非表示/違反報告)
宇佐美葉月 - どのキャラも尊いです！更新頑張ってくださいね！ (2018年8月3日 17時) (レス) id: dc475b5687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんちょこ。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reena1/
作成日時：2018年6月4日 12時
