ブレイブ2 part2 ページ10
――優雅。
イアンの口からそんな言葉が出るとは思わなかった。
「ふぅん」
ソウジは適当に返事をして、行こう、とAに促した。
「い、いいの? 」
ソウジの背後でニヤニヤするイアンの姿をちらっと見ながら聞いた。
「大丈夫。 早く行かないと朝練遅れるよ?」
じゃあね、イアン とソウジは言って歩き出す。
Aもイアンに向かってぺこりと一礼し、先に歩き始まったソウジの後ろ姿を早歩きで追いかけた。
イアンと別れてから5分くらいで学校についた。
武道場に行くと、他のメンバーも来ていて2人はさっさと着替える。
「はぁ〜朝練本当辛いよ。 私朝苦手。」
隣で着替える同じ部活のみりあが反応した。
「Aも? あたしも朝結構苦手。 でも剣道好きだし、楽しいし。 だから苦痛ではないなぁ」
お互いに着替え終わり、更衣室を出た。
まずは素振りから。
Aは眠そうな顔で竹刀を振る。
ソウジはちらりと彼女の方を見て、ムッとする。
「A」
「なんだい」
やる気がなさすぎて変な返事の仕方になっている。
「放課後、」
「は?」
すうっと息を吸ってソウジは続けた。
「朝練頑張ったら、俺の奢りでタイガーボーイのデラックスいちごパフェ食べさせてあげる」
タイガーボーイのデラックスいちごパフェ。
それはAが訪れる度に絶対食べる人気のスイーツだ。(本家にはないよ!←)
やる気のない朝練だが、自分の好物を取引に出してくるとは。さすが幼なじみだ。
「Aは真面目に鍛錬すれば強いのにさ〜。」
もちろん放課後は真面目にやっている。
Aはただ、朝が早いのが苦手なだけだ。
ソウジの口から『奢る』という三文字が出たことに驚きは隠せない。
いや、言ってしまえば彼女のやる気スイッチが入ったのだ。
「よし、ソウジ、一戦やろうじゃないの」
「いいよ。Aがどれだけ俺に近づいたか楽しみだ」
さっきまでのやる気のなさはどこよ…
みりあは呆れ気味に思った。
待ってました!! と言わんばかりに放課後。
帰りのホームルームを終えて荷物を持ったAはソウジの席に行く。
「はーやーくー!! まだぁ?」
ソウジは内心イラついた。
「はいはい。行くよ」
待ってました!! そういいたげな表情にやっぱりAはAだなと思いながら先に歩き出した。
「はぁ〜。 黒い人なぁ」
未だ繰り返すその名前には憧れと、少しばかりの恋愛感情が含まれているのだろうか。
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ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーメンバー
キング
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れもんちょこ。(プロフ) - 紗羅さん» 初めまして!! コメントありがとうございます!! 確かにイエローもいいかもです…!! 黄色だとオビラップーしか頭に浮かばなくて。。笑 先に相棒を決めてから色の方が、いいかもしれないですよね…… (2016年5月15日 20時) (
レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - 初めまして！ 主人公の担当カラー、マゼンタは鮮やかですが、イエローがいない分ありだと思います！ シアンもいるんで若干ディケイドっぽいですが(笑) 個人的には大賛成です！相棒とか、名乗りとかまた考えてみますね。 (2016年5月15日 0時) (レス) id: 1c381ff8d7 (このIDを非表示/違反報告)
れもんちょこ。(プロフ) - 莉希さん» すみません、外すのを忘れてました。 指摘ありがとうございます!! (2016年5月12日 23時) (レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - 設定がオリジナル作品になっていますよ (2016年5月12日 23時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんちょこ。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reena1/
作成日時：2016年5月12日 23時
