ブレイブ5 part2 ページ26
「気のせいじゃない?」
「そうかな…? 最近スイーツ流行ってるもんね」
どおりでみんなが持ち込むわけだ。
「それとも、期間限定のあれ? タイガーボーイでクリームソーダのアイス増量のやつ?」
「まぁ、毎日一応動いてるし、痩せるだろ。」
戦ってるし、剣道もしてるしな。
「いいよね男子は。そういうのあんまり気にしないんだもんなぁ」
「Aが気にしすぎなんじゃない?」
甘い物の話をしながら、2人は歩いていく。
これから甘い物とは程遠い練習をするというのに。
「おはようございます」
ソウジが男子用の部室に入るといつもの汗のにおいや、爽やかな制汗剤のにおいとは全く違って、甘ったるい香りがした。
「!? 何だこの甘ったるいにおいは!」
ここが道場であることを忘れてしまいそうだ。
「おお、立風館か…」
隅の方で幸せそうな顔で倒れているのはソウジの同級生だ。
「最近の街はスイーツだらけでなぁ。ついつい買いすぎちゃって。今、部員に紹介しているところで…」
女子の方では虫歯になっている人もいるみたいだ。
「玄からもらったケーキを食べたら、急に歯が痛くなって…」
「ちょっと口を見せてくれる?」
Aはそう言って口を開けてもらうと、歯は全部黒くなっていて、ドロドロしていた。
いつものあのメロディーが鳴って、ソウジが出る。
「まずいぞボーイ。今ケーキ屋に並んでいるんだが…。客はほとんど虫歯――…うわっ!」
電話越しに叫び声と何かが壊れた音がした。
「イアン?」
返事がない。電話越しにざわざわとした音が聞こえるだけだ。
他の人にも教えないと―…!!
ソウジはモバックルを片手に走った。
「どこにいくの!!?」
「ごめん、ちょっと行ってくる!!」
▽
「Oh、アンキドン…」
公園のベンチで座っていたのはぽっちゃりした、変わった格好の人だった。
「あら、あれは…？」
ちょうどそこにアミィが通りかかる。
「トリンが言っていた人に似てる…」
「どうかしましたか？」
アミィが尋ねると彼は顔をあげた。
「ワタシの大切な相棒が…コントロール不能になってしまって…」
「相棒って、まさか！ アンキドンですか！？」
するとびっくりしたのか彼は立ち上がった。
「Oh、まさか…キョウリュウジャー！？」
「ええ、私はキョウリュウジャーの一員よ！ あ、電話…トリンからだわ！」
『アミィ。イアンがピンチのようだ。今すぐ向かって欲しい』
ブレイブ５ part3→←ブレイブ5 荒れるぜ!! ムシバのアンキドン
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーメンバー
キング
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れもんちょこ。(プロフ) - 紗羅さん» 初めまして!! コメントありがとうございます!! 確かにイエローもいいかもです…!! 黄色だとオビラップーしか頭に浮かばなくて。。笑 先に相棒を決めてから色の方が、いいかもしれないですよね…… (2016年5月15日 20時) (
レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - 初めまして！ 主人公の担当カラー、マゼンタは鮮やかですが、イエローがいない分ありだと思います！ シアンもいるんで若干ディケイドっぽいですが(笑) 個人的には大賛成です！相棒とか、名乗りとかまた考えてみますね。 (2016年5月15日 0時) (レス) id: 1c381ff8d7 (このIDを非表示/違反報告)
れもんちょこ。(プロフ) - 莉希さん» すみません、外すのを忘れてました。 指摘ありがとうございます!! (2016年5月12日 23時) (レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - 設定がオリジナル作品になっていますよ (2016年5月12日 23時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもんちょこ。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reena1/
作成日時：2016年5月12日 23時
