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『やだやだやだやだ！』
「ほんとに海ちゃんには申し訳ないんだけど……」
『一人無理!!!』
「海ちゃーん」
事の発端は私の出張が決まってしまったこと。
しかも地方に1泊。
海ちゃんが来てからはなかったのに
ここに来て初めての出張が。
「ちゃんとご飯も作ってくし
出張終わったらそのままこっち帰ってくるからいつもより早いと思うよ？」
『…………かい、ひとりで寝るのやだ』
「前はロフトで寝てたでしょ？」
『あの時はペットだったから頑張ってたの!!!
今は彼氏だもん。
Aちゃんいないと寝れない』
海ちゃんがここで迎える一人の夜がどうしても嫌みたいで拒否の言葉しか出てこない。
「私も帰って来たいんだけどね？
次の日も出張先で少し会議あるからその日に帰って来れないの」
『…………』
「ねぇ、海ちゃん…」
ソファーで膝を抱えて顔を埋める海ちゃんを横から抱きしめる。
「ちゃんと寝る前には電話するし
連絡もまめにするように頑張るから。ね？」
『…………』
「私だって寂しいよ？海ちゃんいないと。
でも海ちゃんは出来る子だって分かってるから。
ね？頑張ろ？」
海ちゃんも大人だし
ただ拗ねてるだけなのは分かってるけど
どうしても甘やかしてしまう
ぐずぐず鼻を鳴らしながら
ぎゅーっと抱きついてくる海ちゃんを
思いっきり抱きしめた。
『Aちゃん、かい頑張る』
「うん。海ちゃんなら大丈夫。
海ちゃん好きなもの作っておくから頑張ろ？
ね？」
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凛＊(プロフ) - めいさん» 初めまして！読んで頂けて、そしてコメントまでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。私も海ちゃんも平野くんも書いてて可愛くてたまりません笑 これからもお話続きますので、よろしくお願いします。 (2020年8月3日 19時) (
レス) id: 0c2a5b983e (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - はじめまして。更新されるたびに楽しく読ませて頂いてます(*´-`)海ちゃんも平野くんも可愛い……無理なさらず、これからも更新楽しみに待ってます。 (2020年8月3日 16時) (レス) id: d59d04a3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛 | 作成日時：2020年7月4日 23時
