32-1. ページ43
＊＊＊＊＊＊
サイドボードのスマホのアラームが鳴り響く。
手を伸ばしてアラームを止めて時間を確認。
隣でアラーム音も気にせず寝てる
海ちゃんを見ると自然にでるため息
「仕事行きたくないなぁ……」
ぼそっと呟いて
最近切ったばかりの
海ちゃんの髪の毛を撫でる。
「海ちゃーん、行きたくなーい」
ここでグダグダしてても
時間は待ってくれないから
意を決してベッドから出てリビングに。
いつもの朝のルーティーンをこなす。
朝ごはんを盛り付けていると
『んー、お…はよ』
目を擦りながら起きてきた海ちゃん
「おはよ。顔洗っといで？」
『ん』
洗面台に向かうのかと思ったら
私の顔を見て動きを止めた。
「んふふ、なに？」
『Aちゃん？』
そっと近寄ってきた海ちゃんに
持っていた菜箸を取り上げられた。
「あっ……」
『………ねぇ』
悲しそうな顔
「海ちゃん、返して？」
ふるふると首を振って
そのまま私を抱きしめる。
『正直言うと
Aちゃんが仕事行きたくないって
言ってたの聞いてた』
「……聞こえてたんだ」
『Aちゃん？』
「なに？」
『Aちゃんが
頑張り屋さんなのは知ってる。
お仕事モードでキラキラしてるの
かっこよくて大好きだし』
まだ化粧もしてないほっぺたを
両手で引っ張られる。
「いひゃい」
『……おやすみしたら？仕事』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛＊(プロフ) - めいさん» 初めまして！読んで頂けて、そしてコメントまでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。私も海ちゃんも平野くんも書いてて可愛くてたまりません笑 これからもお話続きますので、よろしくお願いします。 (2020年8月3日 19時) (
レス) id: 0c2a5b983e (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - はじめまして。更新されるたびに楽しく読ませて頂いてます(*´-`)海ちゃんも平野くんも可愛い……無理なさらず、これからも更新楽しみに待ってます。 (2020年8月3日 16時) (レス) id: d59d04a3be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛 | 作成日時：2020年7月4日 23時
