27-2. ページ32
＊＊＊＊＊＊
ぎゅーっと毛布の中で縮こまると
『こりゃ。聞こえてますぞ』
入口に仁王立ちの海ちゃん。
ニヤニヤしながらベッドに近寄って横にしゃがんだ。
『かい、バカなペットだから？
言われなきゃ何して欲しいか分かんないなー』
「………」
『なにしてほしいの？ん？』
このニヤニヤする顔腹立つな笑
でも背に腹はかえられない。
「いっしょに寝よ？」
そのままちゅっと触れるキスのおまけつき。
『………相変わらずずるい』
「寒いから早く」
『はいはい。もー』
引き上げたタオルケットと毛布の中に
するんと潜り込んできた海ちゃん。
「腕枕して」
『今日甘えたさんの日？』
「だって寒いんだもん」
ぎゅっと海ちゃんに抱きつく。
『かいも実は寒いんだよねこの温度』
「え、そうなの？温度あげよっか」
リモコンを取ろうと伸ばそうとした手は
海ちゃんに抑えられたまま。
「海ちゃん？」
『いいよ、あげなくて』
「寒いんでしょ？」
『だから大丈夫だって』
抱きつくだけじゃなくて、足も絡んでくる。
『だってこーやってくっついて寝たらちょうどいいじゃん？
一年中こーやってAちゃんにくっつきたいからいいの』
えへへへと笑いながら髪の毛にキスする海ちゃん。
『かいはAちゃんの湯たんぽだから』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛＊(プロフ) - めいさん» 初めまして！読んで頂けて、そしてコメントまでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。私も海ちゃんも平野くんも書いてて可愛くてたまりません笑 これからもお話続きますので、よろしくお願いします。 (2020年8月3日 19時) (
レス) id: 0c2a5b983e (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - はじめまして。更新されるたびに楽しく読ませて頂いてます(*´-`)海ちゃんも平野くんも可愛い……無理なさらず、これからも更新楽しみに待ってます。 (2020年8月3日 16時) (レス) id: d59d04a3be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛 | 作成日時：2020年7月4日 23時
