彼氏（先輩）を追いかけて高校に入ったら入学式早々浮気現場を見て彼氏と別れる予定です。【HQ】

０３. ページ5

貴方side





この際、正直に言ってしまおうか…





その方が楽なのかもしれない。







「あの…クロさん」




上を向いてクロさんの顔を下から見上げる





「ん？」




クロさんも目線を下におろしてきた







たぶん、もう少し私が身長高かったらホントに顔近かったと思う。







身長低くてよかった←






「女の人の、匂い、するんですけど…なんかしました…？」







そう問いかける急に目が泳ぎ出した







あ、隠すつもりかな








「あ〜さっきコケそうになった女子を咄嗟に支えたんだよ！そん時かな〜？」






へ〜。






「でも…ほっぺに口紅の跡ついてる……」








ホントはついてないんだけど。






私が言うとバっと頬を手で隠した







…やっぱり。






「浮気…しました？」






少し睨んで問いかける







「して…た」





目線を外してクロさんはそう言った





案外早く認めるもんなんだな。





悪いってこと分かってないのかな？





「え、Aの彼氏浮気してんの！」





…まだいたの。





また話に加わってきたの。





まじでKYなの？





てかさっきからずーっと居たのね。気付かなかった






「あ〜そーだね〜。浮気されちゃった、ﾊﾊ」






そう言いながら腕で体をクロさんと離す






「じゃあ俺がA貰います！いいですよね！」





少し声を張った感じでリエーフはそう言った。



「は？？」





「え？？」







何いってんの、コイツ

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