安室さん、息が止まりそうです 続

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｢弱くなんて、ないですよ。｣


抱きしめられてしばらく経って
沈黙を破ったのは安室さんだった


『....』


｢弱くなんてないです。誰だって、大切な人を失うのは怖いですよ｣

『ふふっ...こんな時でも本当に優しいですね、透さん。...そう言われたら、少し、救われる気がします』



そう言えば
少し、背中に回された腕に力がこもった


私は安室さんの腕を解いた


『透さん、私、まだ少し怖いです。でも悲しくないし寂しくもないです。あなたが居てくれるから』


｢っ...A、さん...｣


『透さん、ううん、零さんも私と二人きりの時くらいありのままのあなたで居てください』


嘘をついているのは、騙してるのは辛いと言っていた

透さんだってあなた自身なのだろうけど

やっぱり...


『あなたが心から笑えないのはちょっぴり寂しいです』


涙を堪えるのに必死で...

上手く笑えてるかな？



｢.......A｣

『はい！零さん』




目の前の彼の綺麗な青い瞳は
少しだけ潤んでいる様に見えた

でも、彼はすごく幸せそうに見える




『零さん。私....私も零さんの事が大好きです！』


『私を、彼女にして貰えますか？？』


｢......もちろんyesだよ。とても、嬉しい、嬉しいよ。｣



私たちはお互い
泣いてるし笑ってる


"幸せ" そう思えば思うほど
涙は溢れてくる。
けれど同時にとても幸せで笑みが止まらない。


顔を見つめ合うと
本当にひどい顔で、2人して更に笑った


本当にめちゃくちゃだ


そしてまた視線が重なる

すると零さんが腕を広げて


｢おいで、A。｣


『っ....ふふっ、えいっ』


彼の胸に思いっきり飛び込んだ









... Edelweiss
《勇気》


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☆に色が...！お気に入り登録者も100人↑
とても早くて驚いています( °࿁° )

ありがとうございます...！

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