安室さん、息が止まりそうです

camellia ... 04 ページ6

思い出に浸りながら
気持ちのいい空の下を散歩していると
時計の針が12時を過ぎていた


『うーん、お腹はそんなに空いてないけど』


軽く、何か食べに行こうかな



すると

〜♪


スマホの着信音が聞こえた
私のだ

『はい、もしもし』


「あっ、Aさーん！毛利蘭です！お久しぶりです」

蘭ちゃんからだった

『蘭ちゃん！本当に久しぶり！どうしたの？』

彼女は私が少し前にアルバイトをしていた
カフェの常連さんで
ひょんな事から意気投合して話すようになり
連絡先まで交換して今もこうやって連絡を取り合っている

高校生のとても素直で可愛らしい子だ


「急なんですけど、今からお時間あったらお食事でも一緒にどうかなって思って電話したんです」


「どこか出かけてるんですか？」

「なら...また」

『あ、ううん！少し散歩をしていただけで、特に用事はないよ』

「そうなんですね！じゃあ、今から私の家の下の喫茶店ポアロで待ち合わせなんてどうですか？」



懐かしいな...



『うん、いいね。そうしよう！近くに居るからすぐ行けるよ』

「よかったです！じゃあ、降りて待っていますね」
「あ、それと、私の親友も一緒に居て大丈夫ですか？」


蘭ちゃんの親友か...
すごくいい子なんだろうな。うんうん。
すごく会ってみたい！


『大丈夫よ！私は是非会ってみたいな！』


そして私はポアロへと向かった





るんるんでね。

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