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男と透さんの電話は
数秒ほどで終わった

一方的に切られてしまったらしい


「....」

『あ、あの、すみません叫んじゃって...』


透さんは黙ったままで表情はよく見えない


『あの...』

「Aさん」

『はいっ』

ゆっくりと近づいてきて私の隣に座った


『?!』

隣に来ても何も話さず黙ったままだったので
不思議に思っていると

私は何故か透さんの腕の中にいた


『あのっ透さん?なんで...』

「....強がらなくていいです。まだ震えてますよ」

『あ...』


上手く隠したつもりだったけど
バレバレだった


しばらく大人しくしていると
腕から解放された


「Aさん」

『はい...?』

「しばらく自分の部屋に帰らない方がいいかもしれないですね」

『え?でも』

「今日は雨も酷いですし、ここに泊まってください」

『あ、そういえば...』


雨降ってたんだった

透さんの言う通り、帰るには雨が強すぎて危険かもしれない


『でも、いいんですか..?』

「はい、むしろ居てもらわないと色々心配です」


さっきの電話の男も来るかもしれないもんね...

『わかりました。お言葉に甘えさせてもらいます』


そう言うと目の前の透さんはニコニコ笑って

「ちょっと早いですけど、夕飯作りましょうか」

『あ、お手伝いします...!』

「いいえ、お気持ちだけで大丈夫です。休んでいてください」

『あ....はい、じゃあお願いします』

「はい!」


?....なんか前にもこんなやり取りあったなぁ


しばらくスマホを見たり
部屋を眺めたりしていると
とてもいい香りが漂ってきた

『...ケチャップライス...?』

ご飯の香りの中にほのかにケチャップの酸味を感じた

「ご名答」

『オムライス!美味しそうですね』

気がつくと料理は食卓机の上に置かれていた

「ふふ、ありがとうございます。Aさん、こちらにどうぞ」

『はい!』


透さんの作るオムライスは絶対美味しいだろうなぁ...

ほんの数分前までの不安は
不思議と、すっかり消えていた





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お久しぶりです...!
最近多忙だったため
更新ができませんでした...!

これから時間を見つけては
少しずつお話を書いていきますので
よろしければ最後までお付き合い下さい♪

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設定タグ:降谷零 , 安室透 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:アニメ
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りーた。(プロフ) - まささん» ありがとうございます!そう言われると早く書いてたくさんあげたくなります!頑張りますね♪ (2019年3月28日 0時) (レス) id: 4ca796049a (このIDを非表示/違反報告)
まさ - すっごく面白いです!続き待ってます!! (2019年3月27日 18時) (レス) id: a0fd522d4c (このIDを非表示/違反報告)
りーた。(プロフ) - まゆさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます!(;;) 励みになります... 良いものを作っていけるよう頑張ります♪ (2019年3月26日 23時) (レス) id: 4ca796049a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年3月26日 9時) (レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りーた。 | 作成日時:2019年3月15日 9時

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