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目の前に居る彼が
いつもの彼ではない気がした
一人称も、いつもなら"僕"と言っていたはず
今の彼は、"俺"と言った
敬語も外れている...
そういえば...あの時も
私の事、さん付けで呼んでなかった
いやでもあれは安室さんが寝ぼけていたからで
そういうわけではないよね。
「ふふ、ドキッとしましたか？」
『えっ』
「いや、たまにはギャップを狙ってみるのもいいかなと思ったんです」
いつもの様に笑っている
忙しい！！！！！
忙しいよ安室さん理解が追いつかない！！
『そういえば、前にこの部屋へ来た時も帰り際に少しイジワルな顔してましたよね。』
「あ、バレてましたか？」
『バレバレです！！安室さんも私で遊んでるんですか？！』
「僕も？というと？」
『え、あの』
「僕もとはどういう意味ですか」
『...昴さん、今日の事はほとんど冗談ですって言って帰って言ったんです。冗談にも程がありますよ...』
「今日の事、というと彼があなたに気持ちを伝えたことですか？」
『そうだと思います。面白くてついとか言ってました』
「それは...ムカつきますね」
『ですよね！私は結構大変な思いをしたのに...』
「そんな冗談を言う男の方があなたの気を引いている事にすごく腹が立ちます」
『え、え？どういう...』
「先程も言いましたが、僕はAさんの事が好きです。できればずっと僕のことを考えていてほしいくらいに」
とても真剣な顔で言われて
どうしたらいいかわからなくなった
『え、えっと私、安室さんは園子ちゃんの事が好きなんだとばかり思ってたんですが...』
「....は。」
『初めてお会いした日、"こんな綺麗な女性にそんな風に言われたら少し照れますね" そう言ってたので...園子ちゃんに』
安室さんは少しの間固まっていた
『あ、安室さん？』
名前を呼ぶと呆れたようにため息をついて
自分の手で顔を覆っていた
「あれは、あなたに向けて言った言葉です！僕の言った綺麗な女性とはあなたの事です。一目惚れなんですから」
『え、そ、そうだったんですか...？』
なんかすごい勘違いをしていたみたい
そしてお互いの誤解が解けたところで
力が抜けて座っていたソファの背もたれにもたれかかった
『ふふ、なんかすごい勘違いしていたみたいで、すみません』
「本当ですよ。笑い事じゃないです。」
返事はちゃんと私の気持ちの整理ができてからでいいと
安室さんは言ってくれた。
少し安心している。自分でもよくわからないから
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りーた。(プロフ) - まささん» ありがとうございます！そう言われると早く書いてたくさんあげたくなります！頑張りますね♪ (2019年3月28日 0時) (
レス) id: 4ca796049a (このIDを非表示/違反報告)
まさ - すっごく面白いです！続き待ってます！！ (2019年3月27日 18時) (レス) id: a0fd522d4c (このIDを非表示/違反報告)
りーた。(プロフ) - まゆさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます！(；；) 励みになります... 良いものを作っていけるよう頑張ります♪ (2019年3月26日 23時) (レス) id: 4ca796049a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年3月26日 9時) (レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーた。 | 作成日時：2019年3月15日 9時
