僕×Chewing Gum ページ40
side: Jaemin
127の活動が落ち着いた頃。
俺たちは自分たちのデビューユニットである"NCT DREAM"のデビュー曲の練習を、127兼任の三人を含めて行っていた。
『ジェミナ、ちょっといい？』
JM｢ん？どうしたの？｣
『ここの回転するところなんだけど、上手くできなくて』
JM｢そう？十分綺麗だと思うけど｣
『ありがと。でもなんだか納得いかなくて。何かコツとかあれば教えて欲しいんだ』
JM｢分かった｣
デビュー曲にはホバーボードを使った振りが組み込まれていて、俺とAは曲中にみんなの前へ出てその場で何回転もするという見せ場をもらっていた。
JM｢で、こうすると軸が安定してブレずに回転できるよ｣
『なるほど。分かった、やってみる』
俺が手本を見せると、一回見ただけですぐにそれを取り入れ元々綺麗だった回転がより綺麗になった。
練習生の頃から思っていたけど、Aは吸収力が凄い。あの頃はダンスも歌も経験がないと言っていたけど、その日教えられたことは次の日にはもう活かせていたし、Aの場合それを更に良くしようと練習室に入り浸る日が多かった。
｢よし、一旦休憩いれようか｣
｢｢｢はい！｣｣｣
振り入れの先生の声がかかりみんなが休憩に入る中、Aはやはりと言ったところか、一人だけ黙々と練習を続けていた。
JM｢A｣
『ん？』
JM｢休憩しよ｣
『うん。ここだけやったら･･･』
JM｢A、休憩｣
『･･･分かった』
俺はAの手を引いてみんなが集まる場所に連れていく。いつからか俺がやるようになった習慣。だってこうしないとAはいつまでも練習し続けるし水分補給すらしない。マクヒョンもそうだけど、二人は練習し始めると中々止めないから心配になることがある。
『[チョンロ、韓国語の勉強はどう？]』
CL｢あー･･･むずかしい、けど、すこしはなせるようになったよ！｣
『本当だ、上手だね！』
CL｢ふふっ、でしょ！｣
Aに褒められ嬉しそうなチョンロ。
Aは弟たちの面倒見もよくて、今だって韓国語を勉強中のチョンロにクンヒョンに教えてもらったという中国語と、韓国語を混じえて会話をしてあげている。歳が近いからとチソンイを呼んで三人で会話したり、しっかりチソンイへの気遣いもしている。
マクヒョンもAも、努力をしてなんでもできる人ほど少し抜けているところがあるから、俺はもっと自分のことも大事にして欲しいと思うんだ。
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ryo(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます。了解しました、今後は控えます🙇♀️ (2023年1月14日 16時) (
レス) id: 3246cdea87 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - お気持ち表明あまりいらないかも… (2023年1月13日 15時) (レス) @page1 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ryo | 作成日時：2022年7月3日 20時
