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side: Haechan
撮影が終わってスタジオを出ようとした時、ふとAが近くにいないのに気が付いて振り返る。
するとAはセットを見てボーッとしていて、その手は左手の人差し指に付けられた指輪に触れていた。
HC｢A･･･？｣
『････え？』
HC｢どうかした？｣
『ううん、ないでもないよ』
HC｢･･･そっか。んじゃ行こうぜ｣
『あ、ドンヒョガ』
着替えに戻ろうと歩き出せば、後ろから呼び止められる。
HC｢ん？｣
『いや、あの････手、繋いでもいい･･･？』
HC｢･･･ッ！｣
突然のAからの言葉に少し動揺した。
だってAからこんなこと言うなんて今までにないし、その、表情がかわい･･･じゃない、なんだか寂しそうで･･･。
HC｢なんだよ、そんなのいつもしてんじゃん｣
それでも俺は、なんでもないふうに装ってAの手を握る。
『･･･ありがと、ドンヒョガ』
そう言って微笑むお前の顔が好きだから。
本当は知ってる、Aが何かを隠していること。でもそれを無理に聞こうとは思わない。誰にだって言いたくないことはあるものだから。
でもいつか･･･Aが抱え込んだものを自分から話してくれる未来が来ることを、俺は願ってる。
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撮影が三日目、最終日に入った。
昨日はちょっと終わりに気分が暗くなってしまったけど、気を取り直して撮影に挑む。
今日は少し暗めの建物内？のようなセットでの撮影。ここでもお馴染みとなった放水をする。ちゃんとメンバーそれぞれにかからないような位置に放水するのがちょっと難しかったりする。
最後はシンプルな白一面の場所でのダンス撮影。
何カットかに分けて撮るから、何度も踊りを繰り返す。これが一番ハードだ。でもやっぱりここでも放水するのだけれど、今までと違ってみんなで一本のホースでやるから、なんだか楽しかった(笑)。
ｽﾀｯﾌ｢撮影は以上になります！お疲れ様でした！｣
｢｢｢ありがとうございました！｣｣｣
とうとう撮影が終わり、あとは映像を編集してもらってMVが公開されるのを待つだけだ。
初めてのMV、僕たちのデビュー。みんなどんな反応をするのかな。
僕×Fire Truck end.
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ryo(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます。了解しました、今後は控えます🙇♀️ (2023年1月14日 16時) (
レス) id: 3246cdea87 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - お気持ち表明あまりいらないかも… (2023年1月13日 15時) (レス) @page1 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ryo | 作成日時：2022年7月3日 20時
