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そして連れてこられたのはイスマン先生のもと。
SJ｢失礼します｣
『失礼します』
SM｢突然呼び出してすまないね｣
『いえ･･･』
SM｢練習はどうだ、順調か？｣
『はい。振りもだいぶ覚えられたので、あとは細かい部分の調整すれば、MV撮影にもステージでも自信を持って挑めると思います』
SM｢頼もしいね。私は君の飲み込みの早さを気に入っているんだ。期待しているよ｣
『ありがとうございます』
その後イスマン先生は｢それでね･･･｣と続ける。
SM｢君を呼び出したのは････もしかすると、ドンヒョギがもう伝えているかもしれないね｣
『･･･活動名のことですか？』
SM｢そうだ。君にも与えようと思ってね｣
どうやらドンヒョクの予想は当たっていたようだ。
SM｢･･･ウェヌ。それが君の名前だ｣
『ウェヌ･･･』
SM｢A、君はローマ神話のウェヌスを知っているかい？｣
『･･･いえ』
SM｢ウェヌスは、よく知られている名前で言えばヴィーナスのことだ。ウェヌはそのウェヌスから取ったんだ。ウェヌスは愛と美の女神とされていてね、君にも人を愛し愛される存在になって欲しくてこの名前を選んだ｣
『人を愛し、愛される･･･』
それは“僕を幸せにしてくれたみんなを幸せにしたい“という僕の夢と重なるものを感じて、しっくりくときた。
SM｢実はこの名前はソジン君が考えたものなんだよ｣
『え･･･』
そう言われソジニヒョンを見れば、少し照れたように頬をかいていた。
そうか、僕の話を聞いたソジニヒョンだからこそ付けられた名前なのか･･･。
そう思ったら余計にこの名前が気に入った。
SM｢どうするA？使うかどうか決めるのは君の自由だ｣
『もちろん、大切に使わせていただきます』
SM｢そうか。では君はデビューと同時に、NCTのウェヌということになる。いいね？｣
『はい。名前の由来通りの存在になれるよう精進していきます』
そしてイスマン先生との話が終わった僕は、ソジニヒョンの方を向く。
『ありがとう、ソジニヒョン』
SJ｢お、おう。頑張れよ、ウェヌ｣
そう言ってソジニヒョンは僕の頭に手を乗せる。
ウェヌ。すごくいい名前だ。でも──･･･
『NCTとしての僕はウェヌだけど、プライベートではいつも通りAって呼んで欲しいな。ウェヌもAも僕にとってはとても大切な名前だから』
SJ｢･･･分かったよ、A｣
ソジニヒョンは微笑んで僕の頭を撫でた。
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ryo(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます。了解しました、今後は控えます🙇♀️ (2023年1月14日 16時) (
レス) id: 3246cdea87 (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - お気持ち表明あまりいらないかも… (2023年1月13日 15時) (レス) @page1 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ryo | 作成日時：2022年7月3日 20時
